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おかしな方向へ行っている話😁

<おじさんDX Vol 324>

長時間労働をしないようにしている企業において、とある問題が発生しているとの相談を受けました。

✅時間概念の呪縛

「残業禁止ですから、より効率的に働きましょう!」となっている企業は多いと思います。

しかし仕事の量は減らないし、日々の業務をしながら改善策を考えなくてはいけないから、余計に時間が喰われている..。

大義名分だけが独り歩きしている状況です。

時間概念という、時間だけに捉われると、肝心の「仕事の質」が放棄されていきます。状況によって「時間だけ守ればよい」という職場になることも...。


✅「時間を優先か」「仕事の質を優先か」

時間概念だけになり、仕事の質が下がる傾向において、このとある企業では、以下のような風潮がありました。

どちらも優先ですが、日本人で仕事に熱意をもって働いている人が、6%という世の中です。その企業内で熱意をもっている人が、始業時間の1時間前から何らかの個人的な業務を行っていたのです。

誤解なきようお願いしますが、早出=仕事の熱意ではありません


早出は、企業の指揮下にない時間ですが、少しでも業務を早く進めたいという「自立、自律的」な行動だったのです。


ですが、ここに異論が出たそうです。

早く出勤している人からの無言の圧力を感じる。


私も過去にこうした職場に在籍していました。その時にスタッフに伝えたのは...

1,規程にある就業時間に間に合えば良いです。
2,早く出勤しても勤務時間にカウント出来ません。
3,早出するもしないも自由である。
4,仮に早出している人から早出するよう圧力があるなら禁止する。
5,時間削減は、従業員の体調や生活を考えて実施している。

要するに「自由時間です」

線引きをするか迷った時期もありますが、線引きをしないと自由な筈が、暗黙の了解だった...という事になると、それこそ同調圧力です。それに早出を「仕事をしている」と思われると、両者から不満噴出の元になります。

あくまでも「自己判断で出勤している」と線引きをしました。

中には、担当業務を行ってるスタッフも居ましたが、仕事のペースはある程度自分の思うようにさせたかったからです。

早出をしないと間に合わない業務の量ではありませんでしたので、通常通りに出勤している人が、評価が下がったりすることはないのです。


✅早出をしない従業員からの不満

その企業は、早出をする人よりも早出をしない人から不満が出ています。

双方に言い分はあるのですが、中には「8時間労働」という「決められた範囲で競争しないのは卑怯な行為」と、早出をしている従業員を露骨に批判しだす始末...。

その企業は、早出を禁止しました。

更に、今まで早出をしていた従業員への評価を下げたのです😅自発的に早出をしていた従業員は、すっかりやる気をなくしたようです。

早出禁止、残業禁止は理解しているが、仕事をきちんとしたいのに...。
仕事をやるよりも、仕事をやらない人が評価される。
勝手に圧力を感じられると迷惑だし、仕事を残すコトに躊躇しない人が、同調圧力だなんて文句を言っている。ほっといてほしい。

詳しいデーターがないので何とも言えませんが、この企業で早出をしていた従業員は、その企業で上位成績者のようでして、不満を漏らしているのは、成績下位者...。

規程の勤務時間での働きで評価されるべきなのですが、だからと言って企業内で、時間概念を材料に「足を引っ張るような行為」は、いささかおかしな方向へ向かっているような気がします😅

後日談もありますが、今回の記事はここまでといたします。


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