【雑感】人を育てるのが上手い上司
<おじさんDX Vol 632>
ヒトを育てるのが抜群に上手い上司に知人のKさんが居ます。
どうしてかKさんの元には、優秀になった部下が沢山いますので、その秘訣をちょっと聞いてみました。
✅育てるというより育った?
kさんは謙遜しているのではなく、部下が優秀になったのは「部下が頑張った結果」と言います。
元々kさんは、優れたプレイヤーでしたが、今では考えられないような失敗もしています。その経験を部下に伝えているのですから、部下は同じような失敗はしない傾向になるのです。
後進が、自身の経験を吸収すると早いスピードで成長していく
これには私も同感なのですが、どうも上司という立場になると同じ道を歩ませたがる一定の層も居るのです。時間の無駄どころか、部下の成長スピードが落ちます。
kさんは、自分がそうだったように部下にも「上司が絶対ではない」と言います。自分の考えを持ち、行動するコトに価値があるのであって、言われたコトしかしない/出来ない/させないのは、成長を妨げると言います。
✅困難に向かう姿勢
特に難しい案件の場合、担当になるコトを躊躇する場面があります。
出来れば避けたい…。と思う部下にkさんは、こう語りかけるのです。
「あのkさんでも避けたいコトがあるのか...。」と部下たちは驚く様子ですが、これはkさんの本音だったりします。会社組織と言うのは役割の集合体なのですから、どうしてもやらなければいけない場面が出てくるのです。
ここを勘違いして「無理矢理押し付けると」部下の成長は止まります。困難に挑戦どころか、無理難題を押し付けられれば、持てる能力を発揮するどころか部下は離れていきます。
それでもやらなければいけない場面もあるのです。
では、どうやって向かうようにするのか。
私も以前記事で触れたのですが、Kさんから学んだことに「引き上げる」という技があります。無理に引き上げるのではなく、Kさんは部下に学びの機会を共有していくのです。
Kさんの凄いところは、部下への引継ぎが環境を整えて丁寧なのです。つまり極力Kさんでなければいけない業務を無くし汎用性のある業務に変換するのです。
これが「いつの間にか育っていた」という実感なのでしょうね。
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