親族経営の悲惨な末路の話
<おじさんDX Vol 61>
その会社は親族経営でした。
経営者である社長を筆頭に役員全てが親族です。
✅親族経営とブラック企業
会社は、世間で言うところのブラック企業。
親族経営なので社長や役員だけ、いい車に乗って大きな家に住んでいます。
それでも中堅企業でしたので、従業員が40名ほど在籍していたようです。
10年以内に起業した会社の内、生き残るのが5%と言われる現代社会で、この会社は、創業から35年を迎えていました。
✅跡取り問題
中小企業が抱える問題として、跡取り問題があります。
高齢になる社長の引退後、誰が会社を引き継ぐのか?
社長の息子が、それまで勤務していた会社を退職し入社してきたのです。
これで跡取り問題は解決か?と思われたのですが...この社長の息子がそれまでの会社を変えてしまいます。
と、聞けばいい話かな?と思ったあなた!
✅社長の息子が退職
驚くコトに社長の息子が突然会社を退職。
これには、従業員も唖然。
外資系で働いていたこともあって、まともな感性の持ち主だったようです。
そして従業員の中に不安と不満が、吹き荒れたのです。
まず、比較的若い従業員が10人程退職。
息子も去っていき危機感を覚えた社長は、とあるコンサルに相談します。
✅無断でM&Aを...。
これがまずかった...。
脇が甘い社長なので、すぐに情報が洩れます。
役員へすら何の相談もなしに独断でM&Aを決めようとした社長への非難が続出し、さらに従業員の退職を招きます。
残ったのは、親族数名だけ。
退職しないでM&Aで資金力のある会社に組織を運営してもらえば、給与面など良くなるのでは?と私は思ったのですが...
実は大量退職を受けて、契約解消されるのです。
社長は、以前から
そう言ってたのです。
社長は、理解していないのでしょう。
会社あっての従業員。
従業員あっての会社。
そんな おじさんの話でした。
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