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謹製文集

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読むにはとんでもない忍耐力が必要です。面白いかは別ですが、気になったら覗いてみてください。
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2019年12月の記事一覧

20191227 チャリンコ暴走族

20191227 チャリンコ暴走族

 僕は職場までの移動で自転車を使っている。なんとただ自転車を漕いでいるだけの半年間で7キログラムもの体重が落ちた。どれだけ僕が身体を弛み鈍らせていたのかが如実に知れる。健全な精神を健全な肉体に宿らせるためにも、この良き習慣を飽きずに続けていきたい。全人類が同様の取り組みをすれば、巡り巡る結果として地球環境保全に役立ち、桶屋が儲かるのではないかだろうか? 僕も一介の環境活動家として、国連人間環境会議

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20191222 僕の瑕疵と弁疏と泣き言とあれそれ

20191222 僕の瑕疵と弁疏と泣き言とあれそれ

 大前提として僕に正義はない。それどころか僕は悪党で。きっと、最弱のヴィランに違いない。

 僕はクリスマスとかいう行事が嫌いだ。クリスマスとかいうものは犬畜生に食わせた残飯が消化され、吸収され、濾されて変貌した糞尿だ。サンタクロースは僕に惨憺喰らわさんとしている。
 聖夜に襲いくる迫撃の嵐に負けられないと、白旗振りながら仰向いて堪るかと、僕はファイティングポーズを崩すことができない。軍靴が踏み鳴

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20191220 慢性アマプラ中毒

20191220 慢性アマプラ中毒

 映画観賞という行動は僕の安寧の代償になっている。時間の持つ有限性を蔑ろにしがちな僕にとっては心底有難いことで、それに夢中になっているだけで時間は滔々と流れ去ってくれる。旗日を巧みにやり過ごせないのだから、消極的対処法に身を寄せるより他はない。ただ、この行動を趣味と呼ぶにはあまりにも弱い。そこら辺を横行し跋扈している人間と比較すれば、何倍という量をこなしてきた。その筈だが、それでも僕の映画の楽しみ

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20191218 遊び初め

20191218 遊び初め

 生まれ育った素晴らしき平成時代が過去の遺物へとなり腐るまで、残された日数は数える程になった。脳裏に焼き付いた鮮明過ぎる記憶は、義務教育時代に初恋の奴隷となった僕の愚かさだったり、高等学生の頃にNumber Girlを初めて聴いた瞬間の衝撃だったり、大学からの帰り道で垣根を飛び越えると豪語した友人が、突如走り出し、大きく跳躍をして垣根の向こうへ消えてから傷だらけで帰ってきたことぐらいしかない。僕は

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