忙しい人には時間があるが、暇な人には時間がない
『香子ー紫式部物語』、読み進めています。
ようやく三巻。
香子(紫式部)は道長様の娘、彰子中宮のもとに出仕して
源氏物語を書き続け、彼女が書き上げた物語は、
同僚の女房たちの手により筆写され拡がっていきます。
さらに道長様より、宮中での出来事を詳細に
日記に記すよう命じられた香子。
物語を紡ぎつつ日記も書かねばならない。
「毎日が矢のように過ぎていく中でも、暇を見ては物語を書き継ぐ。
あたかも時を盗むような感じであり、そんなときこそ筆が進むのは
不思議だった。」
(『香子ー