高橋 紬

発達障害兄弟育ててます。 気ままに思うままに書きます。

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最近の記事

3回目のトイトレ

 「おしっこが出るんです」そんな仕草をする度にオムツを脱がせて、「ちっち出るかな?」なんてやっている今日この頃。  愛犬まひるに月のもの、生理がきていて汚れ防止の為にオムツ(人間の赤ちゃん用)を履かせているのだ。  やっぱり人間と同じで気怠いのか、いつもよりくてんとしている。保護犬だったまひるを迎えて1年以上、生理がなかった。もしかして、避妊手術をしていたのか?とかかりつけの動物病院で訊ねたら、エコーなどで判断するのは難しいとの事。そんな相談を年末にして、年が明けてほんの

    • 34341歩のマーチ

       幸せを見つけてまわって1日に歩いた総歩数34341歩。私の身長から距離に換算すると20km程になるらしい。こんなに歩いたのはひとりディズニーシーを満喫したから。  1月8日成人の日、成人式の日は式典が行われるディズニーシーは空いているという噂を聞きつけてひとりディズニーの予定を入れたのは昨年末。高速バスの予約も終わらせてアプリに表示されるチケットを見てはニヤニヤしていた。  当日、朝早くに高速バスの出発する駅へ行ったら既にバス停には列。う〜ん、空いてるんじゃなかった?と

      • 映画『窓ぎわのトットちゃん』感想

         映画『窓ぎわのトットちゃん』ネタバレありの感想です。  ぽろぽろと自然に涙が溢れる。予告編や番宣では、ちょっとなぁと感じていたまあるいほっぺや薄らと色付いた唇は映画を見始めるとしっくりきた。記号や絵としての子どもではなく、トットちゃんがそこにいる。ふくふくとした手、冷たい雨の中で遊んだ後に赤くなっている指先、柔らかな身体の線、じんわりと身体の温かさを感じられる。手を伸ばしたら触れられて、抱っこ出来そうな、そんな感じ。  目の前のことに興味津々、関心のあるものがくるくると

        • サンタ苦労す

           ギャグではなくて、毎年サンタ代行業は苦労する。運動会のやり切った気分が落ち着いて、今年は全く秋の気配など全く感じずに冬とあれは秋なのか夏なのかを行き来し、師走も残り僅かとなった。  サンタクロースからプレゼントを受け取る側から、今度はサンタクロースになって早14年。上の息子、中学2年生にはとっくにサンタの正体はバレて赤と緑のキラキラした世界でプレゼントを待つのは小学3年生の次男坊チビ介のみとなった。 因みにサンタ業の正体をバラした場合、お年玉は全額徴収すると言いつけている

        3回目のトイトレ

          十二月十二日

          「それで?禁忌を破ったのでしょう?ならば諦めてください。時代なんて関係ありませんよ。…あちら側とこちら側では時間の概念が違いますから、今の時代なんて通用しませんよ」  山仕事で鍛え上げられた男たちに囲まれても怯むことなく、そして不機嫌さを隠しもせずに大江梓は真っ直ぐに前を見つめて言い放った。  気の短い、この集会所の中で一番若い村の男が「巫女の癖して生意気だな!」と梓に掴みかかったと思ったら、次の瞬間には日に焼けて擦れた畳にひっくり返っていた。  心底面倒臭いといった態度で

          十二月十二日

          本屋の妖怪

           今日も時間があるからと本屋に吸い込まれ、あっという間に妖怪に取り憑かれた。  仮に名付けるならば『妖怪本屋うろうろ』 正確な名前は分からないけれど、この妖怪の恐ろしいところは、家に積ん読本がにょきにょきと存在感を日々増しているにも関わらず『面白そうなのあるで、見て行きんしゃいな』と手招きしてお店を出る頃にはとっぷりと日が暮れているなんて事になるのだ。  今日も目的の本はすんなりと見つけられたのに新刊コーナー、民俗学から児童書に絵本、美術書、果てはスピリチュアルコーナ

          本屋の妖怪

          ゴジラ−1.0を観てきた

           映画『ゴジラ−1.0』を鑑賞してきた感想。なるべくネタバレがないようにします。  ゴジラが好きで初代からシン・ゴジラまで全て観て、推しのゴジラはシン・ゴジラの第二形態、通称蒲田くん。ゴジラの何が好きって言われたら、しっぽを使う攻撃が好きでシン・ゴジラが鎌倉に上陸した時に家々の屋根を掠めるようにしっぽをふおんふおんするのが大好き。あれは延々と見ていられる。  行った映画館はゴジラグッズが豊富で思わず、シン・ゴジラの蒲田くんのキーホルダーを買ってしまった。そして、ゲームコー

          ゴジラ−1.0を観てきた

          東京蚤の市 2023秋

           初夏の時と同じ位に暑いかもしれない…そんなもうすぐ本当に冬がやってくるのかしら?という陽気の中、立川の昭和記念公園で開催された東京蚤の市に行ってきた。激混みなのでスマホ回線は死んでる、敷物と飲み物必須とXで予習して早起きした。  これが欲しい!これを探すぞ!というものが私、今回はなくて良いものに出会えたらいいなとワクワクしながら、朝イチならば空いているだろうと考えて会場に着いた。  多分、蚤の市に求めているのは日常に必ず必要なものではなくて『あると嬉しいもの』なんだと思う

          東京蚤の市 2023秋

          お家の子 一年

           繁殖犬を引退して保護犬だった「まひる」を我が家へ迎え入れて一年が経った。「まひたん」「まっぴー」「ぴるぴるまひる」「まひちゃん」とたくさんの名前を持ち、今日ものんびりとソファで寝ている。初めて抱っこしたあのずっしり感からかなりどっしり感になってきたのは気のせいかオヤツのせいか?  6月に熱中症で三途の川に遊びに行ったが今では後遺症もなく、元気に過ごしている。人が大好きで誰かがくると匂いを嗅ぎ、突撃して膝の上に飛び乗り撫でて貰うのがとても嬉しいようだ。フレンチブルドッグは一

          お家の子 一年

          窓ぎわのトットちゃんと

           『続 窓ぎわのトットちゃん』が出版された。予約して発売日に届いたもののまだ読んでいない。その前に『窓ぎわのトットちゃん』をもう一度読みたくなったのだ。  初めて読んだのは小学生の頃。親が本棚の整理をする為に床に積まれていたのを可愛らしい女の子の表紙に惹かれて読み始めた。階段に座って夢中になって読んだのを覚えている。  トモエ学園が羨ましかった。あの頃はクラスに居場所なんてなくて、先生からすればじゃれ合いだという、される側からすれば虐めを受けており下ばかりを見つめていた学

          窓ぎわのトットちゃんと

          あそぶこと

           訪問看護が始まった、と言っても我が家は医療的ケアが必要な家族がいるのではなくて、児童精神科専門の訪問看護。利用するのはASDの長男坊の大介と次男坊チビ介の為。  児童精神科の看護師さんが何をするかのかと言うと先生の指示を受けてSST(ソーシャル スキル トレーニング)や作業療法を我が家で実施してくれるのだ。家庭によってはお薬の管理だったり、登校支援だったり。場合によっては緊急で暴れています、助けてくださいなんて言う大変な場面にも対応してくれる、らしい。  事の始まりは梅

          あそぶこと

          欲しいモノが欲しい

           とにかく暑くて、もうすぐ雨が降り出すなんて思わせぶりな空、エアコンの効いた店内は涼しくて嬉しいけれども、ずっと歩くのは疲れた。  我が家の次男坊ことチビ介の後をついてずっとぐるぐると本屋の売り場を歩き回っているのだ。  チビ介は物欲に塗れたと言うか物欲が身にパンパンに詰まっているような子で既に高校生になるくらいまでお誕生日のプレゼント予約がしてあるし、最近はにいちゃんこと、長男坊の大介がおじさんから譲って貰った自転車が羨ましくて仕方ない。自転車、乗れないけれど。  そん

          欲しいモノが欲しい

          東博で可愛いを探す旅

           東京国立博物館、略して"東博(トーハク)" 本館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館、表慶館からなる広大な博物館。もう、聖地と言ってもいいくらい。  長男坊、大介の夏休みの希望と言うよりも科博と東博の空気を定期的に吸わないと死んでしまうと嘆くので前日に国立科学博物館へ行き、次の日には東博という盆と正月が一緒にやって来たような日程だった。チビ介がいると東博へは恐れ多くて入れない。しかも、今回は開館から閉館(特別展が終わる7時)までいた。修行だか学びなんだかどうなのか分

          東博で可愛いを探す旅

          国立科学博物館を歩く

           国立科学博物館、通称"科博(かはく)"  最近、クラウドファンディングであっという間に目標金額を達成して話題になった。かくいう我が家もクラウドファンディングした。収蔵品は人類の宝と叡智だもんね、推しには課金よ課金と言いつつ返礼品欲しさでもある。それでもあの博物館が守られるのならばいい。3ヶ月に1回は科博に行かないと死んじゃうという長男坊大介は小さな頃から足繁く通っている。  今回は現在開催中の海展へ行ってきた。見応えありなんだけれども、ああ夏休み。人波に揉まれる。流され

          国立科学博物館を歩く

          発達障害児とディズニーシー

           家族5人(旦那、私、大介、チビ介、私の母)で東京ディズニーシーへ冒険の旅に出かけた。  我が家は発達の凸凹を抱えた兄弟がいて、長男の大介と次男のチビ介はそれぞれASDの診断を受けている。  長男大介は出来るものの、次男坊チビ介は多動、そして何より"待つ"ことが難しい。1秒たりともジッとしておらず、お喋りは止まらず、チビ介の辞書に待つということは載っていない。  2人を連れて行きたいが列に並べない。どうしよう?と悩んでいたら、同じく発達障害と共に生きる日本の何処かにいるお

          発達障害児とディズニーシー

          洗濯機が壊れた

           題名の通り、洗濯機が壊れた。突然に、唐突に。  どうも時間がかかるなぁなんて呑気に思っていたら、ピーピー言う電子音と共にパネルに表示されているのは「排水出来ないよ」というお知らせ。  その日は次男坊ことチビ介がオネショをして、いつもよりも洗濯物が多かった。シーツのせいで排水出来ないのだなと考えて、シーツを取り出して再スタートさせる。  再び電子音。こりゃ、排水パネルか、排水口に何か詰まっているのかと掃除してスタートボタンを押す。  いつまで経っても洗濯は終わらず、再

          洗濯機が壊れた