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3回目のトイトレ

 「おしっこが出るんです」そんな仕草をする度にオムツを脱がせて、「ちっち出るかな?」なんてやっている今日この頃。

 愛犬まひるに月のもの、生理がきていて汚れ防止の為にオムツ(人間の赤ちゃん用)を履かせているのだ。

 やっぱり人間と同じで気怠いのか、いつもよりくてんとしている。保護犬だったまひるを迎えて1年以上、生理がなかった。もしかして、避妊手術をしていたのか?とかかりつけの動物病院で訊ねたら、エコーなどで判断するのは難しいとの事。そんな相談を年末にして、年が明けてほんの少し出血している事に気がついた。始めは先代わんこの介護用に買っただけで置いていた犬用のマナーパンツ(紙おむつ)を履かせていたが、しっぽがないかもしくは短いフレンチブルドッグには不向きだった。ずり落ちてくるのだ。犬用のオムツはしっぽを開いている穴に通して固定する為だ。
 

 それに悲劇が起きた。オムツをしたまま、トイレのサインに気づかず、大きい方をしてしまった時に通称犬ドリル、全身をブルルッと振るわせた時にしっぽ穴からそこいらじゅうに飛び散った。

 なので、現在では人間の赤ちゃん用の紙おむつMサイズ、テープ式を履かせている。これもずり落ちてしまうので犬用のサスペンダーを付けて装着。
 お尻がぷりっとしていて可愛らしい。

 まひるがトイレへ行き「あの、オムツ脱がしてください」という視線を寄越すと慌ててサスペンダーを外し、オムツを脱がせる日々である。

「これってトイレトレーニングじゃん」

そう思った。トイレのサインを見逃さず、すかさずトイレへ誘導(まひるの場合は自分からトイレへ行く)まさにトイレトレーニング。

 3回目があるとは思わなかった。前回、前々回はかなり苦労したはずだ。記憶から消し飛んでいるが。

 まだ暫くは生理が続きそうでトイトレに付き合う日々だ。この生理が終わったら、避妊手術の相談に動物病院へ行こうと思う。

 もう、大変だった繁殖犬としての役割は終えたのだから。

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