高橋 紬

発達障害兄弟育ててます。 気ままに思うままに書きます。

高橋 紬

発達障害兄弟育ててます。 気ままに思うままに書きます。

記事一覧

入院準備だよ!児童思春期病棟!

 チビ介の入院が決まった。身体的な病気ではなく、自閉スペクトラム症と注意欠陥多動症の為だ。事の始まりは放課後デイサービスで先生を殴ってしまった事。他害が出た事で…

高橋 紬
3週間前
3

3回目のトイトレ

 「おしっこが出るんです」そんな仕草をする度にオムツを脱がせて、「ちっち出るかな?」なんてやっている今日この頃。  愛犬まひるに月のもの、生理がきていて汚れ防止…

高橋 紬
3か月前

34341歩のマーチ

 幸せを見つけてまわって1日に歩いた総歩数34341歩。私の身長から距離に換算すると20km程になるらしい。こんなに歩いたのはひとりディズニーシーを満喫したから。  1月8…

高橋 紬
3か月前
3

映画『窓ぎわのトットちゃん』感想

 映画『窓ぎわのトットちゃん』ネタバレありの感想です。  ぽろぽろと自然に涙が溢れる。予告編や番宣では、ちょっとなぁと感じていたまあるいほっぺや薄らと色付いた唇…

高橋 紬
3か月前
7

サンタ苦労す

 ギャグではなくて、毎年サンタ代行業は苦労する。運動会のやり切った気分が落ち着いて、今年は全く秋の気配など全く感じずに冬とあれは秋なのか夏なのかを行き来し、師走…

高橋 紬
4か月前
2

十二月十二日

「それで?禁忌を破ったのでしょう?ならば諦めてください。時代なんて関係ありませんよ。…あちら側とこちら側では時間の概念が違いますから、今の時代なんて通用しません…

高橋 紬
5か月前
2

本屋の妖怪

 今日も時間があるからと本屋に吸い込まれ、あっという間に妖怪に取り憑かれた。  仮に名付けるならば『妖怪本屋うろうろ』 正確な名前は分からないけれど、この妖怪…

高橋 紬
5か月前
1

ゴジラ−1.0を観てきた

 映画『ゴジラ−1.0』を鑑賞してきた感想。なるべくネタバレがないようにします。  ゴジラが好きで初代からシン・ゴジラまで全て観て、推しのゴジラはシン・ゴジラの第…

高橋 紬
5か月前
4

東京蚤の市 2023秋

 初夏の時と同じ位に暑いかもしれない…そんなもうすぐ本当に冬がやってくるのかしら?という陽気の中、立川の昭和記念公園で開催された東京蚤の市に行ってきた。激混みな…

高橋 紬
5か月前
2

お家の子 一年

 繁殖犬を引退して保護犬だった「まひる」を我が家へ迎え入れて一年が経った。「まひたん」「まっぴー」「ぴるぴるまひる」「まひちゃん」とたくさんの名前を持ち、今日も…

高橋 紬
6か月前
3

窓ぎわのトットちゃんと

 『続 窓ぎわのトットちゃん』が出版された。予約して発売日に届いたもののまだ読んでいない。その前に『窓ぎわのトットちゃん』をもう一度読みたくなったのだ。  初め…

高橋 紬
6か月前
2

あそぶこと

 訪問看護が始まった、と言っても我が家は医療的ケアが必要な家族がいるのではなくて、児童精神科専門の訪問看護。利用するのはASDの長男坊の大介と次男坊チビ介の為。 …

高橋 紬
7か月前
2

欲しいモノが欲しい

 とにかく暑くて、もうすぐ雨が降り出すなんて思わせぶりな空、エアコンの効いた店内は涼しくて嬉しいけれども、ずっと歩くのは疲れた。  我が家の次男坊ことチビ介の後…

高橋 紬
7か月前
3

東博で可愛いを探す旅

 東京国立博物館、略して"東博(トーハク)" 本館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館、表慶館からなる広大な博物館。もう、聖地と言ってもいいくらい。  長男坊…

高橋 紬
8か月前
3

国立科学博物館を歩く

 国立科学博物館、通称"科博(かはく)"  最近、クラウドファンディングであっという間に目標金額を達成して話題になった。かくいう我が家もクラウドファンディングした。…

高橋 紬
8か月前
6

発達障害児とディズニーシー

 家族5人(旦那、私、大介、チビ介、私の母)で東京ディズニーシーへ冒険の旅に出かけた。  我が家は発達の凸凹を抱えた兄弟がいて、長男の大介と次男のチビ介はそれぞれA…

高橋 紬
8か月前
6

入院準備だよ!児童思春期病棟!

 チビ介の入院が決まった。身体的な病気ではなく、自閉スペクトラム症と注意欠陥多動症の為だ。事の始まりは放課後デイサービスで先生を殴ってしまった事。他害が出た事で今までの諸々を見直して、お薬を調整してみましょう、生活を見直してみましょうとなったのだ。正月が明けてから2月になっても落ち着きがなく会話のキャッチボールなぞ出来ず、ひたすらに自分の欲求ばかりを通そうとしていた。
 
 量販店のキッズサイズコ

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3回目のトイトレ

3回目のトイトレ

 「おしっこが出るんです」そんな仕草をする度にオムツを脱がせて、「ちっち出るかな?」なんてやっている今日この頃。

 愛犬まひるに月のもの、生理がきていて汚れ防止の為にオムツ(人間の赤ちゃん用)を履かせているのだ。

 やっぱり人間と同じで気怠いのか、いつもよりくてんとしている。保護犬だったまひるを迎えて1年以上、生理がなかった。もしかして、避妊手術をしていたのか?とかかりつけの動物病院で訊ねたら

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34341歩のマーチ

34341歩のマーチ

 幸せを見つけてまわって1日に歩いた総歩数34341歩。私の身長から距離に換算すると20km程になるらしい。こんなに歩いたのはひとりディズニーシーを満喫したから。

 1月8日成人の日、成人式の日は式典が行われるディズニーシーは空いているという噂を聞きつけてひとりディズニーの予定を入れたのは昨年末。高速バスの予約も終わらせてアプリに表示されるチケットを見てはニヤニヤしていた。

 当日、朝早くに高

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映画『窓ぎわのトットちゃん』感想

映画『窓ぎわのトットちゃん』感想

 映画『窓ぎわのトットちゃん』ネタバレありの感想です。

 ぽろぽろと自然に涙が溢れる。予告編や番宣では、ちょっとなぁと感じていたまあるいほっぺや薄らと色付いた唇は映画を見始めるとしっくりきた。記号や絵としての子どもではなく、トットちゃんがそこにいる。ふくふくとした手、冷たい雨の中で遊んだ後に赤くなっている指先、柔らかな身体の線、じんわりと身体の温かさを感じられる。手を伸ばしたら触れられて、抱っこ

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サンタ苦労す

サンタ苦労す

 ギャグではなくて、毎年サンタ代行業は苦労する。運動会のやり切った気分が落ち着いて、今年は全く秋の気配など全く感じずに冬とあれは秋なのか夏なのかを行き来し、師走も残り僅かとなった。

 サンタクロースからプレゼントを受け取る側から、今度はサンタクロースになって早14年。上の息子、中学2年生にはとっくにサンタの正体はバレて赤と緑のキラキラした世界でプレゼントを待つのは小学3年生の次男坊チビ介のみとな

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十二月十二日

十二月十二日

「それで?禁忌を破ったのでしょう?ならば諦めてください。時代なんて関係ありませんよ。…あちら側とこちら側では時間の概念が違いますから、今の時代なんて通用しませんよ」
 山仕事で鍛え上げられた男たちに囲まれても怯むことなく、そして不機嫌さを隠しもせずに大江梓は真っ直ぐに前を見つめて言い放った。

 気の短い、この集会所の中で一番若い村の男が「巫女の癖して生意気だな!」と梓に掴みかかったと思ったら、次

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本屋の妖怪

本屋の妖怪

 今日も時間があるからと本屋に吸い込まれ、あっという間に妖怪に取り憑かれた。

 仮に名付けるならば『妖怪本屋うろうろ』

正確な名前は分からないけれど、この妖怪の恐ろしいところは、家に積ん読本がにょきにょきと存在感を日々増しているにも関わらず『面白そうなのあるで、見て行きんしゃいな』と手招きしてお店を出る頃にはとっぷりと日が暮れているなんて事になるのだ。

 今日も目的の本はすんなりと見つけら

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ゴジラ−1.0を観てきた

ゴジラ−1.0を観てきた

 映画『ゴジラ−1.0』を鑑賞してきた感想。なるべくネタバレがないようにします。

 ゴジラが好きで初代からシン・ゴジラまで全て観て、推しのゴジラはシン・ゴジラの第二形態、通称蒲田くん。ゴジラの何が好きって言われたら、しっぽを使う攻撃が好きでシン・ゴジラが鎌倉に上陸した時に家々の屋根を掠めるようにしっぽをふおんふおんするのが大好き。あれは延々と見ていられる。

 行った映画館はゴジラグッズが豊富で

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東京蚤の市 2023秋

東京蚤の市 2023秋

 初夏の時と同じ位に暑いかもしれない…そんなもうすぐ本当に冬がやってくるのかしら?という陽気の中、立川の昭和記念公園で開催された東京蚤の市に行ってきた。激混みなのでスマホ回線は死んでる、敷物と飲み物必須とXで予習して早起きした。

 これが欲しい!これを探すぞ!というものが私、今回はなくて良いものに出会えたらいいなとワクワクしながら、朝イチならば空いているだろうと考えて会場に着いた。
 多分、蚤の

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お家の子 一年

お家の子 一年

 繁殖犬を引退して保護犬だった「まひる」を我が家へ迎え入れて一年が経った。「まひたん」「まっぴー」「ぴるぴるまひる」「まひちゃん」とたくさんの名前を持ち、今日ものんびりとソファで寝ている。初めて抱っこしたあのずっしり感からかなりどっしり感になってきたのは気のせいかオヤツのせいか?

 6月に熱中症で三途の川に遊びに行ったが今では後遺症もなく、元気に過ごしている。人が大好きで誰かがくると匂いを嗅ぎ、

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窓ぎわのトットちゃんと

窓ぎわのトットちゃんと

 『続 窓ぎわのトットちゃん』が出版された。予約して発売日に届いたもののまだ読んでいない。その前に『窓ぎわのトットちゃん』をもう一度読みたくなったのだ。

 初めて読んだのは小学生の頃。親が本棚の整理をする為に床に積まれていたのを可愛らしい女の子の表紙に惹かれて読み始めた。階段に座って夢中になって読んだのを覚えている。

 トモエ学園が羨ましかった。あの頃はクラスに居場所なんてなくて、先生からすれ

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あそぶこと

あそぶこと

 訪問看護が始まった、と言っても我が家は医療的ケアが必要な家族がいるのではなくて、児童精神科専門の訪問看護。利用するのはASDの長男坊の大介と次男坊チビ介の為。

 児童精神科の看護師さんが何をするかのかと言うと先生の指示を受けてSST(ソーシャル スキル トレーニング)や作業療法を我が家で実施してくれるのだ。家庭によってはお薬の管理だったり、登校支援だったり。場合によっては緊急で暴れています、助

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欲しいモノが欲しい

欲しいモノが欲しい

 とにかく暑くて、もうすぐ雨が降り出すなんて思わせぶりな空、エアコンの効いた店内は涼しくて嬉しいけれども、ずっと歩くのは疲れた。

 我が家の次男坊ことチビ介の後をついてずっとぐるぐると本屋の売り場を歩き回っているのだ。
 チビ介は物欲に塗れたと言うか物欲が身にパンパンに詰まっているような子で既に高校生になるくらいまでお誕生日のプレゼント予約がしてあるし、最近はにいちゃんこと、長男坊の大介がおじさ

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東博で可愛いを探す旅

東博で可愛いを探す旅

 東京国立博物館、略して"東博(トーハク)"
本館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館、表慶館からなる広大な博物館。もう、聖地と言ってもいいくらい。

 長男坊、大介の夏休みの希望と言うよりも科博と東博の空気を定期的に吸わないと死んでしまうと嘆くので前日に国立科学博物館へ行き、次の日には東博という盆と正月が一緒にやって来たような日程だった。チビ介がいると東博へは恐れ多くて入れない。しかも、今

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国立科学博物館を歩く

国立科学博物館を歩く

 国立科学博物館、通称"科博(かはく)"

 最近、クラウドファンディングであっという間に目標金額を達成して話題になった。かくいう我が家もクラウドファンディングした。収蔵品は人類の宝と叡智だもんね、推しには課金よ課金と言いつつ返礼品欲しさでもある。それでもあの博物館が守られるのならばいい。3ヶ月に1回は科博に行かないと死んじゃうという長男坊大介は小さな頃から足繁く通っている。

 今回は現在開催中

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発達障害児とディズニーシー

発達障害児とディズニーシー

 家族5人(旦那、私、大介、チビ介、私の母)で東京ディズニーシーへ冒険の旅に出かけた。

 我が家は発達の凸凹を抱えた兄弟がいて、長男の大介と次男のチビ介はそれぞれASDの診断を受けている。
 長男大介は出来るものの、次男坊チビ介は多動、そして何より"待つ"ことが難しい。1秒たりともジッとしておらず、お喋りは止まらず、チビ介の辞書に待つということは載っていない。

 2人を連れて行きたいが列に並べ

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