入院準備だよ!児童思春期病棟!

 チビ介の入院が決まった。身体的な病気ではなく、自閉スペクトラム症と注意欠陥多動症の為だ。事の始まりは放課後デイサービスで先生を殴ってしまった事。他害が出た事で今までの諸々を見直して、お薬を調整してみましょう、生活を見直してみましょうとなったのだ。正月が明けてから2月になっても落ち着きがなく会話のキャッチボールなぞ出来ず、ひたすらに自分の欲求ばかりを通そうとしていた。
 
 量販店のキッズサイズコーナーで困っていた。買いたいと言うよりも必要な服がないのだ。
 精神科、まだ児童思春期病棟しか体験していないけれども、持ち込める荷物の規則が結構難しい。紐が付いた服はダメ、フードが付いた服もダメ(病院によります)持ち物全てには記名しなくてはならないし、大体1週間分くらい昼に着る服とパジャマは2組程持ち込む。ショートパンツなんかもダメだったりする(レギンスがあればOKの病院もあり)フード付きの服しかない、良いなと思えば「ちょっとこのデザインはないのではありませんか?デザイナーさん」という服しかない。

名前付けにはこれが1番活躍した



 量販店をハシゴして服と下着を揃えた。ちょっとダサ…デザインに納得出来ないのは仕方ない。

 そして、入院中の勉強の為にワークを。知的境界にあるチビ介には学年に合った市販のワークブックは難しいのでこちらを用意。

○年生向けとか書いてないのがいい。後は娯楽のマンガとしておでかけ子ザメのマンガに色鉛筆、スケッチブック。

 DVDやNintendo Switchなどのゲーム類は主治医の許可がないとダメ。

 そして、入院や施設へのショートステイのお供に猫のぬいぐるみ、ブンちゃん。いつも付き添う精鋭である。

 山盛り盛りの荷物をドンキホーテで買った格安のボストンバック(衣類と洗面具全て入った優秀)に詰め、本や文具は大きめのリュックに詰めて用意が出来た。

 退院後、スケッチブックの針金が外された状態で帰ってきた。これもダメだったか。今度はリングのないお絵描き帳だな。

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