僕はまだ、できることすべてを試していない

「いつになったら諦めるの？」

SASUKE出場や跳び箱20段を目指すと公言している僕に、たまにそう聞く人がいる。

聞いてくる人は職場の同僚や友達なので、あくまで冗談めかしてだけど。

だから、僕も冗談めかしてこう答えている。

「死ぬまでやめませんよ」

まあ、ぶっちゃけそれはウソである。
何歳の時かわからないけど、肉体の劣化に抗うことができなくなったり、大怪我をしたりしたら多分トレーニングをやめると思う。

でも、それ以外で僕が諦める時ってあるんだろうか。自問自答してみた。

…多分、僕の本当の答えはこれだ。

「できることを全部試したら諦める」

まだ、僕には試していないことがたくさんある。

ギリギリまでの食事制限。
まだ取り入れていないウェイトトレーニング。
生活習慣の抜本的な改善。
どれも、試してみる価値があると思う。

全部試して全部ダメにならない限り、僕は自分の中に眠っている可能性を否定したくない。
だから、試せることを全部試すまで諦めることはない。

夢を持っている人の中で、諦めたいと思っている人なんか本当はいないと思う。

でも、人には色んな事情がある。
仕事、恋愛、人生。
色んなことと天秤にかけた結果、夢を諦めてしまうのは仕方のないことだ。

でも。
できることを全て試さないうちに何かを諦めてしまうのは、勿体ないことじゃないだろうか。

見る人から見れば見苦しいかもしれないけど。
僕は試せることは全部試したい。

そうしないと、自分の中に後悔が残る。
「あれをやっておけば少しは違ったんじゃないか」、そんな思いが情けなくいつまでも残ってしまうと思う。

だから僕は、試すことをやめない。
そうしないと、未来の自分に申し訳が立たないから。