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人と関わることが、自らを高みに引き上げる

できないと思っていたことが、あっさりとできてしまう時がある。
僕にとって、そんな瞬間が訪れるのは大体人と関わった時だ。

昨日、SASUKEの練習で腕だけでバーから別のバーに飛び移る練習をしていた。
(シチュエーションの特殊さは無視してください)

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こんな感じで、3本のバーをテンポ良く飛び移っていく。
写真だと伝わりづらいけど、バー同士の間隔は1.5m近く開いている。

タイムを短縮するために、なるべく反動をつけずに飛び移りたい。
でも、2回ぐらいは体を振らないとバーに手が届かない気がする。
うーむ。僕は悩んだ。

すごい人は、1度体を振るだけであっさりこのエリアをクリアしていく。
彼らに近づくには、僕も同じレベルのパフォーマンスをしないと。

そう考えている時、一人の青年が僕に声をかけてきた。

「Youtubeで見たことあります。
 oilさんですよね?」

僕はマニアックなYoutube動画に時々映り込んでいるため、たまにこういうことを言われることがある。

話してみると、お互いめちゃくちゃSASUKEマニアでウマがあった。

そこで、僕は悩んでいたことを話した。

「このバーを、反動1回で飛び移りたいんですよねー」

すると、青年は

「試しにやってみます!」

と言って、バーに飛びついた。
青年はしなやかに体を振り、ポンッポンッとリズム良く2本のバーを1度のフリで飛び移った。

すげえ。できてる。
そう考えていると、着地した青年がこっちを振り向いて一言。

「ヤバい!できちゃった」

え!ぶつけ本番だったのか。
すごいポテンシャルだ。

ただ、僕も動きを生で見てコツが分かった気がする。
試しに、青年の動きを真似して飛び移ってみる。

ポン、ポン。

僕の体は、1度の反動でうまくバーに飛び移った。

「すご!さすがです」

青年はそう言ってくれたけど、実際すごくない。
今まで何回やっても、怖くてできなかったのだ。

それが急にできるようになったのは、多分一緒にやってくれる人がいたから。

人と一緒に挑戦すると、恐怖心が薄れる。
お手本を見ると、成功のイメージが湧く。
見られていると、頑張ろうという気になる。
それが全てハマった結果、あっさり結果が出たのだ。

僕らはお互いの動きを称え合い、LINEを交換した。

人と関わることが、時に自分を新たなステージに引き上げる、
自分一人で壁にぶつかっていたことが、一つの出会いであっさりと解決できることがある。
それを改めて実感した日だった。


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