2021年GW 大作映画興業収入予想
お疲れ様です。
エンタメとそれにまつわるデータが大好きなoilです。
今回は、2021年GW付近に公開される映画の興行収入を予想。
冬シーズンは緊急事態宣言下で、「シン・エヴァンゲリオン」や「ザ・ファブル」が公開延期。
ほとんどの映画館が20時までの上映を強いられる中で、「花束みたいな恋をした」が30億円に迫ろうかという予想を遥かに超えた大ヒットを記録。
また、結局3/8に封切られた「シン・エヴァ」も1週目で既に30億円を突破しており、大ヒットとなる算段がついている状況。
GWは公開延期を経て待ちに待った大作たちが満を辞して公開。
映画興行はどこまで盛り上がるのか。
モンスターハンター(2021/3/26公開・348館)
予想:20億円
これどうなんだろう…一番読めないわ。
ゲームを全然やらないので、「モンスターハンター」の浸透度がそもそもわかんないんですよね。笑
大学生ぐらいの頃死ぬほど人気あったのは知ってるけど、今はどうなんだろうか。
ちなみに、全米では辛うじて首位は獲ったもののまあまあコケてる。
同じミラ・ジョボビッチ主演で参考になりそうなのは当然「バイオハザード: ザ・ファイナル」なんだけど、シリーズものの最終作だし42.7億までいってるしで全然参考にならん。笑
とりあえず置きに行った予想。
騙し絵の牙(2021/3/26公開・325館)
予想:13億
「モンスターハンター」と首位を争うのがこちらの作品。
「新解釈・三國志」もヒットさせ目下のところ絶好調の大泉洋主演作。
しかも原作は大泉洋の当てがきらしく、満を辞しての実写化と言える。
予告の感じも「モンハン」よりこっちの方が面白そうだ(主観)。
松岡茉優・佐藤浩市・宮沢氷魚・池田エライザ・斎藤工・中村倫也を揃えた豪華キャストに加え、監督が「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八っていうのも注目ポイント。
とは言え、やっぱコンセプトが地味だから1位は厳しいか。
劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班(2021/4/2公開・316館)
予想:8億円
え、これこんな大規模で公開すんの?笑
ドラマ版も視聴率よくなかった気がするんだけど、根強いファンは果たしているのか。
予告は結構面白そうなんだけど、どうも「オーロラの彼方へ」+「テセウスの船」っていう印象が否めない。
back number作詞作曲・BTS歌唱の主題歌って話題作りは悪くないけど、これで人がめっちゃ入るとは思えない。
坂口健太郎は映画が中々当たんないねえ。
名探偵コナン 緋色の弾丸(2021/4/16公開・369館)
予想:96億
GW映画興行の大本命。
年間1位獲得のための至上命題である「シン・エヴァ」超えとシリーズ初の100億円超え達成なるか。
前々作「ゼロの執行人」が91.8億、前作「紺青の拳」が93.7億。
シリーズ史上初となる2年ぶりの劇場公開と、コロナの影響がどこまで出るかがポイント。
コナンは元々レイトも強いし子供から大人まで幅広く動員するため影響は小さくなさそうだが、赤井ファミリーをメインに据えた気合十分な姿勢と前後に「るろ剣」以外めぼしい作品もないことで観客は集中しそうだ。
下落すると思われていた「紺青の拳」でさえ前作を超えたしね。
個人的な予想は前作超え、100億円以下というところに落ち着く気がする。
るろうに剣心 最終章 The Final(2021/4/23公開・300館以上)
予想:60億円
「コナン」と同じく、延期を重ね公開がここまで伸びてしまったシリーズ完結編。
予告のクオリティは高いが、どうも前作ほどの勢いを感じない。
某キャストのせいで2・3作目をテレビ放送できないのも地味に痛い。
公開1週目は「コナン」とのバトルになるが、コナンの前作「紺青の拳」2週目の興行収入は8億8,600万円、「るろ剣」の前作「京都大火編」は初日2日間で興収5億9223万6400円のため、普通に考えたら絶対勝てない。
(厳密に言うとるろ剣の前作は「伝説の最期編」であり1週目の興収は9億1947万9200円だが、前後編の後編のため考慮せず)
ここをどう乗り切るかで興行が大きく変わるだろう。
そして、見逃せない7年前との違いが有料配信サービスの普及だ。
公開直前に前2部作がNetflixで急速にランキングを上げている。「鬼滅の刃」もこれで伸びたし、ひょっとしたらひょっとするかも。
GW公開・漫画原作という共通点を持つ2019年公開の「キングダム」57.3億は超えておきたいところ。
映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021/4/23公開・363館)
予想:15億円
コロナの影響で公開が秋にずれ込んだ前作「ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」が11.8億円、2019年GW公開の前々作「新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜」が20.8億円。
やはり子供向け・ファミリー向け作品はコロナの影響を受けやすい。
コロナの状況がどこまで軟化するかがポイントになるが、制作側的には15億のラインまでは戻したいだろう。
ブラック・ウィドウ(2021/4/29公開・300館以上)
予想:15億
読めない枠パート2。
ブラック・ウィドウ自体MCUのヒーロー陣の中では特殊能力がなくて地味だし、日本じゃスカヨハが出てるだけで観よう!ってなる人はそんなにいないだろうな。
でも日本ではアベンジャーズ本流シリーズしかヒットしないから、知名度だけはあるっていう矛盾。これが予想をより難しくさせる。
コロナで観に行かない、となる人が少なそうな作品であるが。
最近のMCU作品だと「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」が30.6億、「キャプテン・マーベル」が20.4億、「アントマン&ワスプ」が13.2億。
うーん。15億ぐらいかなあ(ヤマカン)。
女性主役だしコロナ禍以降初のMCU作品だし、全米では大ヒットする気がします。
ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜(2021/5/7公開・334館)
予想:4.5億
300館以上の公開作にしてはキャストが弱すぎるし、そもそも季節感が合わな過ぎでしょう。競技とは言え、スキー映画だよこれ。
コロナのせいで季節外れになっちゃったのかと思ったら、そもそもの公開日も2020年6月で衝撃。何考えてんだ!?
感覚的には10億行けば御の字だけど、配給側は20億ぐらい狙ってそうなのが怖い。無理だろ。
ゴジラVSコング(2021/5/14公開・300館以上)
予想:30億
前作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は28.4億。
期待と比べるとおそらく微コケ。
キングコングVSゴジラという要素に惹かれる新規のファンはいなさそう。
それで動く層なら前作のキングギドラやモスラで動いているだろうし…
小栗旬ブーストで多少前作より人は増えるかなあ。
ファン層的にコロナの影響は少なそうだが、30億を狙えるか。
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