見出し画像

”その他大勢”の逆襲

僕は多分、選ばれた人間じゃなかったんだと思う。

身体を動かすことは好きだけど、運動神経は人並。
創作をすることが他の人より好きだったけど、突き抜けた才能は持っていなかった。
見た目も普通だから女の子にそんなにモテないし、クラスでも人気者だったわけじゃない。

僕は”その他大勢”のひとりだ。
夢を諦めてそこそこの会社に入り、毎日そこまで好きじゃない仕事をさも好きなような顔をしてやっている。
その本音さえ、このnoteを除いてはあまり言えない。
誰がどんな風に捉えるかわからないから。

たかだか”その他大勢”のクセに、無駄に世間体や体裁を守ろうとする。
そのせいで、本音さえ言うことができない。
あまりに本音に蓋をし過ぎて、何が自分の本心かわからなくなってしまうほどだ。

でも最近、そんな人生が少しずつ変わり始めた気がする。
noteを書いている時と身体を鍛えている時だけは、ありのままの自分が解き放たれている気がするのだ。

好きなことに楽しく取り組んでいる時。
時間はまるで無限のように感じるし、疲れや悩みのことも吹っ飛ぶ。
32歳になってこんな感覚を得ることができるなんて、正直考えていなかった。

これからの人生、これまでよりも楽しめそうな気がしている。
自分のやりたいことをずーっと妥協してきた人生だったけど、これから逆襲の時間だ。
”その他大勢”の底力と生き様を見せてやろうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?