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カカオのニューノーマル

昨日、京都にあるカフェ プラスショコラ御所北に訪れた。

カカオの新しい魅力をまた一つ身をもって体験したので、本日はそれについて語る。

カカオ定食

前回訪問した宮川町とは異なり、御所北では主に月替わりのカカオランチを提供している。
4月は、“地鶏のカカオトマト煮”、と、“しらす丼 食べるカカオ醤和え”の2種類を提供していた。
甲乙つけ難かったが、以前から気になっていた“しらす丼 食べるカカオ醤和え”を選択した。

まず、サラダが運ばれた。
もちろん、このサラダにもカカオが使われている。

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写真では少しわかりにくいもしれないが、ドレッシングに使用されている。
ちなみに、トマト付近にある小石のようなものは、カカオニブである。

いよいよ、メインディッシュのしらす丼が目の前に運ばれた。

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宮川町の店員さんのおっしゃっていたとおり、食べる辣油感覚でいただくことができた。
カカオ特有の香りがするのに、おかずとして成立していた。

〆のホットチョコレートで一息をついた。

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ちなみに、カカオ単体はチョコレートと異なり砂糖が含まれていないため、ビターテイストである。

Whatを提供する

そもそも、なぜカカオを食材として使用するのか?
HPを拝見すると、ここ御所北のコンセプトは“カカオを楽しめるカフェ”である。
従来の枠に囚われればカカオ = チョコレートとなるが、選択肢は必ずしもそれだけではない。

わたしたちが目にするもののほとんどは、そのブランドにとって手段に過ぎない。
プラスショコラさんの場合、それはチョコレートであり、カカオランチである。
つまり、これらはすべてHowであり、Howの前提にある戦略を具体化したアクションプランである。

では、プラスショコラさんは消費者に何を提供しているのか?
それは、カカオを楽しめるカフェ”である。
言い換えれば、そのブランドの価値 (What) である。

プラスショコラさんはわたしたち消費者にカカオの楽しみ方を最大限知ってもらう手段として、カカオを食材として提供していると、わたしは考察している。

固定観念

わたしたちは良くも悪くも〔○○とは✕✕である〕といった、固定観念を持ち合わせている。
カカオを例にあげると、〔カカオとはチョコレートである〕といった表層的な部分にスポットライトをあてがちである。

少なくともカカオを食べる側面だけではなく、カカオを育てる側面、カカオを加工する側面もいった目に見えにくいものまで想像を働かせることで、違う景色が見えるようになると、わたしは考えている。
つまり、一元的に捉えるのではなく、多面的にモノ・コトを捉えるクセをつけるのだ。
これは人とのコミュニケーションにもあてはまる。

わたしは以前第一印象で絶対にこの人とは合わないと思っていたおじさんと同じチームで働くことになった。
しかし、実際に話してみるとフレンドリーな方で、お互い残業して先にわたしが帰ろうとするといっしょに帰ろうと言ってくる可愛らしいおじさんであった。

話をカカオに戻そう。
改めてHPを見て気が付いたが、御所北でタブレットチョコレートの購入ができたんですね。

※緊急事態宣言前、2021年4月24日に訪れた記録です。

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