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‪介護施設で最期を迎えた人に本を贈りたい。‬

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介護施設で最期を迎えた人に本を贈る経緯、作り方をまとめたものです。 一人の人が介護施設で過ごし、亡くなったんだよを記憶だけでなく形に残す。 想い出はひとそれぞれ、人の数だけある人… もっと読む
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記事一覧

「あかし」を繋ぐ。52冊目のボクらの本作り。

そこに、あなたがいた 「生きた証」を家族へ贈る。 寄り添い、日々を過ごし 生死に関わった介…

生きた証。51冊目の本作り。

そこに、あなたがいた 「生きた証」を家族へ贈る。 寄り添い、日々を過ごし 生死に関わった介…

生きた証。51冊目の本作り。アンサー

以前作った本ができ、家族へ渡した時の話。 作成経緯はこちら↓ 以下、家族様より言葉をもら…

「ロジカル」と「エモさ」で人の最期を振り返る

私は介護施設(ショートステイ)で働いている介護職員です。 先日、1人のおじいちゃんが亡くな…

施設で亡くなった人へ本を作る

私は介護施設(ショートステイ)で働いている介護職員です。 先日、1人のおじいちゃんが亡くな…

看取り本の作り方 全文公開

この本は「看取り本」 と銘打って作っています。 私は2013年に介護と出会いました。 たくさん…

看取り本3冊目。人が大事にしてることも本にはさむ。

いつも髪は中分けだった。 その髪を乱れないようにピンで止める。 初めて人の髪にピン留めをした。 初めは上手く留めることができずにお願いしてた。 朝起きた時、お風呂から上がった時 髪をとかして、髪を乾かして2本のピンを スッと髪に入れる。 片方がうまくいってももう片方がうまくいかない。 なんどもなおす中でじっと鏡をみて待っているおばあちゃん。 初めて2本のピンがキレイに留まり 「できたよ」と話すと 「んだ、ありがとう」と鏡越しでニコッって笑ってくれた。 看取り本を作

看取り本2冊目。施設を明るく照らしてくれたおばあちゃんへ

急変するちょっと前に母の日があった。 娘さんが来てプレゼントを渡した。 井上: 「ついでに…

お嫁さんに本を贈った日。

先日、最期を迎えたおばあちゃんのお嫁さんをお招きしての話し合い。 お嫁さんからの言葉は「…

初めての本。感謝を込めて。

人が生きるってのがここにあって 人が人のことを想うってのがここにある。 花見をして家に帰…

本を手に取ってくれる喜び

施設で最期を迎えたおばあちゃんの看取り本を持って行く 一番最初に手に取ったのは94歳のばあ…

花見を終えて…「帰りたい」を「おはよう」に

最期を迎えているおばあちゃんが 自宅に一時帰宅することができた。 本人の生きる意志。自宅…

生きていることって、花なのかも知れない。

あの時「イケる!」と思ったのは東京での訪問入浴の経験があったから お風呂の横に梅や桜の花…

2度目の死をなくしたい。

人の最期に関わる介護の世界から本を贈る。 必ず人は最期を迎える。必ずだ。 看取りの本はあるのに看取った後の本がない 正確に言うと看取った後のケアの本(グリーフケアなんもの)はあるけど その人がいた証が残っている本がない 「だったら創ろう」 そう思って作り始めた。(作り方については別で) どこにいっても介護施設はある。 その中にはおじいちゃん、おばあちゃんが生活してる。 どこの介護施設でも最期を迎える可能性がある。 最期を迎えた時、人は1度、死ぬ。 人は2度死ぬと聞