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生きた証。51冊目の本作り。

そこに、あなたがいた
「生きた証」を家族へ贈る。
寄り添い、日々を過ごし
生死に関わった介護職員だからできる役割。

私は人の最期を「本」にしています。
本を作ることで私は振り返ることができる。
人に関わり、生死に関わる仕事をしてることを

介護施設で最期を迎えた人に本を贈る活動が
介護施設で当たり前のように行われたら、、、
「死」ってものがちょっとだけ変わると思う。
「介護」の印象がちょっとだけ変わると思う。

先日、長く利用していた利用者が亡くなった。
奥さんから「主人が過ごした写真がほしい」と
話があった。管理者が「まとめたのを本で贈ります」と話し快諾を得た。

そして、今51冊目の本を作っている。

おじいちゃん、おばあちゃんの
介護施設での日々を、1冊の本にまとめる。

最期を迎えたおじいちゃん、
最期まで生きたおばあちゃんを真ん中に
関わる職員、家族の思い出を大切する。
施設職員が思いを込めて作る「生きた証」

人の記憶を記録にする。
思い出をカタチにする。

読みものだけで終わらない。
関わった職員が作ることで完成する。
読んで、作って、直して、また作る。

本書はしまうまプリントのフォトブックを使用し写真の出し入れ、編集を行っています。
「作ってみたい!」「どうやるの?」と
興味を持った方はコメントまでお願いします。

以前書いた、本の作り方です。

施設にいると、
介護職員と利用者という関係性になりがちで、
生活場所ではなく仕事場所という
認識でいる場合は多くて強い。

「よし、仕事しに行くか!」と思っても
おじいちゃん、おばあちゃん達にとって、
ここは「家」であり「生活の場所」
それを忘れてはならない。

介護の仕事はやることが多くて忙しい。
「ゆっくりしてる時間があったら次やって」
「その時間があるならこれしてあれして」
「今ダメだ。まだだ。待ってて」
「心を亡くすぐらい、わちゃわちゃしている」

本当にそうか・・・
やることを自ら増やしてないか。
本当に今、やるべきことか?
手当たり次第やってないか?

介護職員は良く「後悔」を口にする。
「あの時ああしておけば」
「もっとこうしておけば」
じゃあなんでその時やらないのか。

心が亡くなってるからではないか。


心が亡くなるぐらいにバタバタとしている。
朝から晩までバタバタしている。

そんなところでよく寝れるだろうか。
気持ちよくお風呂に入れるだろうか。
おいしくご飯が食べれるだろうか。

まずは「心」を込める。
次に「感謝」を口にして、
最後に「技術」を考える。

安心、安全な場であるか

#介護施設で本作りやっていきたい

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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今後も私自身の体験を元に
事例・課題をどんどん共有していきます。

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