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本を手に取ってくれる喜び

施設で最期を迎えたおばあちゃんの看取り本を持って行く
一番最初に手に取ったのは94歳のばあちゃん

ババ:
「これ、あんたのばあちゃんか!?」

井上:
「なんも違うよ。ここで亡くなったばあちゃんや」

ババ:
「ん?だが?」
何枚かペラペラとめくる

ババ:
「そう言えば、とっとこ見たことあるような面して」
「よくよくみるとシワばりあるけんども、良い面っこしたらな!」

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ニヤニヤニヤ〜
ゲラゲラゲラ〜

夜中のホールに響き渡る笑い声

読んでいるばあちゃんも、本の中のばあちゃんも幸せそうだ。

2度目の死をなくしたい。
介護施設で働く人なら1度は考えること
どんなに忙しくとも人の死まで忙しくしてはいけない。
記憶を記録へ、カタチあるものに残す。
今回で5冊目の「看取り本」
今回も作って良かったと思える1冊になった。

介護施設で最期を迎えた人に本を贈りたい。と言う活動をしています。

ありがとうございます! おいしいものを食べて、エネルギーにします!!