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花見を終えて…「帰りたい」を「おはよう」に

最期を迎えているおばあちゃんが
自宅に一時帰宅することができた。

本人の生きる意志。自宅への想い。
お嫁さんの想いに職員が動きカタチになった瞬間。
家に戻ると目が大きく動き、口は大きく開く。
言葉数も途端に増え、何より表情がとっても良い。
人が生きている瞬間。生きようとする瞬間。

最高で最幸な瞬間。

そこからの1時間は、おばあちゃんを中心に
お嫁さんと輪になって過ごした。
あの感じがすごく、すごく、すご〜く好き。
輪になること。人を囲むことで生まれる
温かさは人に関わるからできること。
人ってあったかいんだ。そう思える瞬間だった。

すぐに調整をしてくれた相談員。
ふたつ返事でオッケーをしてくれた施設。
喜んで向かい入れてくれたお嫁さん。
そして、何よりおばあちゃんの笑顔。
大事にしていこう。大切にしていこう。
想いがカタチになる瞬間を…

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「帰りたい」その言葉は介護施設では
「おはよう」と同じぐらい聞く言葉だ。
いろんな事情があって帰ることができない人が
ほとんどだけど、全部ではない。
帰れる環境がある。タイミングがある。

施設的な都合で帰る環境を整えられないのが当たり前で
それを気遣っているおじいちゃん、おばあちゃんがそこにいる。

「おはよう」ぐらいに気軽に「帰りたい」と話せて
「おはよう」と同じぐらい多くの介護施設にいる人に
「帰る」という選択を届けていきたい。


#看取り本こんな感じで作ってます
#作成風景

と題して本を作っています。

本の詳細は「介護施設で最期を迎えた人に本を贈りたい。」にて

ありがとうございます! おいしいものを食べて、エネルギーにします!!