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ゆっくりなあ。全部な、ゆっくりゆっくり。

おはようございます、劇団CLOUD9の小沢です。チケミーが手数料取り始めたので、ついにSTORESでCLOUD9ショップを出そうかと企んでいます。NFTであるべきか否かで棲み分けようと思います。

さて、そんなことを考えながらの東京帰路。
新幹線が風に負けて全然進みません。

「ゆっくりなあ。全部な、ゆっくり、ゆっくり」

こちらも先日終えた『もういいよ』という作品の中の台詞。僕が僕に言い聞かせている言葉なのかもしれません。

このセリフを発した山根美朋子も、他人に言っておきながら自分に反射する言葉だったのかもしれません。

ちょっとはゆっくりしたいなあ…とか思いながら、今頭の中では次の7月25〜28日の第9回公演のことが渦巻いています。あとは悲劇の50万赤字の挽回方法…。

でもたぶん、こういうときこそ「焦らない」
あわよくば「焦らず急ぐ」を大事にいきます。

今回いちばんゆっくりし過ぎてご迷惑をおかけしたのが脚本です。今回というか、今回も、です。

逆に今回最初にできていたのは舞台美術です。テーマと描きたい事柄を口頭で説明したら、すらすらーっとラフ案が出来上がりました。「針の無い時計塔」はこの時点で生まれていました。

初期プラン(プレ公演@大阪市立芸術創造館)
最終形態(本公演@THEATRE E9 KYOTO)


次に仕上がったのは宣伝美術。チラシです。この舞台美術プランを踏まえて、僕のイメージを伝えて、あちこちにそれらの要素を施してくれました。観劇後にチラシを見ると、また違った発見があるかもしれません。

脚本より前に完成していた本チラシ

いや、今さら言われても作品観れてないんよ!!という方、記録映像の販売を予定しています。値段もたったの1,500円。もうすぐ販売開始します。お待ちくださいませ。


そうこうしていてようやく脚本が完成して、
その頃には実はチームから1人欠けていて…。

実は今回、振り返ると2人、
最後まで一緒に走れなかった人たちがいました。

今となっては残念だったなあ、という他ないのですが、彼女らにも彼女らの正義があって、ただここはごめんなさい、僕のフィールドだったから、何と言おうと曲げられないものはあって。

それを守り抜いた先に、この笑顔があると思っているから。思っているし、思っていたし、実際にそうだったから。

だからあまり確信めいた言葉は言えないけれど、なるようにはできているんだと思いました。

正直運営面でも精神面でもキツかったけど、たぶんそれはお互い様だろうし、ただ総括するのであれば、これらのトラブルの末路を全部引き受けて芝居でカバーしてくれた、二人の演劇人、そしてこの座組全部に感謝だなあという気持ちです。

いろいろあったけど、このメンバーで最後を迎えられてよかったなあと思っています。ゆっくり、呼吸を整えて、次に行きます。ありがとうございました。

「ありがとうね。」

2024年3月29日.小沢佑太

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最後まで読んでくださってありがとうございます♪ 現在は日々の気づきを毎日綴っています。 2022年に劇団を立ち上げ、その運営を行う中での気づきや成長日記にすることを目指しています。 もしよろしければ、今後の活動をサポートしていただければ幸いです☺️