継続力と集中力 〜密接な関係〜
「いざ業務に取り掛かったら集中できるんだけど、3日坊主になる」
「タスクが降ってきた初日はやったんだけど、その後続かない」
こんな風に、タスクを継続的に細切れにしてちゃんとやり切れないことに悩んでいる方はいないでしょうか。
ぼくはまさにこのタイプ。短期で仕上がるものは一気に片付けてしまってスピーディなのに、長期でかかる仕事は締め切りギリギリまで先延ばしにしてしまいます。
実は今も、興味本位から動画の作成を請け負って、取り組んでみているのですが、半ばを過ぎて途端に取り掛かる気が起きなくなってしまっていたりします。
ソフトも使い慣れない最初のうちは結構順調に、ある程度までさっさと進めてみていたのですが。
こんな風に、いままでの自分を反省して継続力を持って行動をしよう!と改心したとしても、実際に行動に移して成果を出すのはなかなか難しいですよね。
集中力が短期間のスパイク的な力だとするなら、継続力はそれをいかに積み重ねられるか、です。どちらかだけでは成功しない。
そこで本日は集中力から少し派生して、「継続力」を身につける対策について。
継続力を身につけるには?
1. 「環境」を整える。
実は「継続できるかどうか」は「環境」に左右されることがとても多いです。環境を整えなければ、意志を継続させることは難しいでしょう。
これは別に個人スペースの周辺環境を整える、という話ではありません。
たとえば、「資格をとるために、これから一生懸命勉強する」と一人で強く決意するより、実際に資格勉強の仲間をつくったり、資格予備校など勉強するための場所に身を投じるほうが、目標達成が見えてきます。
その上で、個人の環境を制限して誘惑を断ち切るのが大事です。
例えばSNSで呟いたり眺めたりするのを防ぐために、携帯電話を金庫やロッカーに預けたりとか。ぼくも昔予備校時代、携帯を職員室の個人のロッカーに預けていました。これはかなりオススメ。しかも何時に返して、まで言っておけばその時間までは予備校に滞在せざるを得なかった)
2.自分の決意を他者と共有する
自分のやる、と決めたことを他者に公言して共有することで、嫌でも継続することを意識するようになります。
経営学の実験で、ハワード・クレイン氏らが2009年に実施した研究でも、自分の目標を他者へ明言して共有すると、自分に対する他者からの評価を気にするようになり、目標達成に向けた継続が示された、という結果が出ています。
これは実は、ぼくも今まさに実践しています。
「毎日必ずNoteを書く」と部下に明言して、毎週進捗を報告しているわけです。正直恥ずかしいけど、サボるわけには行かない。
これ、さらに他者と同様の目標を共有して競争するとなお効果があります。
先ほどのぼくのnoteの件でいうなら、実はぼくの部下がすでに280日もの期間、毎日投稿をし続けているんです。部下ができているのに、上司が30日で音を上げるわけには行かないでしょ?
これが友達とかの関係性でも、同様に「あいつには負けるわけには行かない」というライバル心は実に継続力に良い影響を与えます。
先ほどのハワード氏の研究ではさらに、自分よりも地位が高い人や自分が尊敬する相手を選んで自分の意志を共有すると、その人からの評価が自分にとってより重要になるため、目標達成のためにより強い自己抑制の力を発揮できるようになるという研究結果も出ています。
したがって、自分の意志は、尊敬する上司や先輩へ伝えたほうがより継続できることになります。気が知れた友人や兄弟へその意志を伝える以上に、目標を達成できる可能性が高まります。
そういえば、このnote、ぼくが一番尊敬している経営者の方にもやってることを伝えたんだった。その人に見限られるのが嫌だからこそなおのこと!ってのもやっぱりありますね。
3.自分の行動を記録する
数字化できるのが一番いいです。
noteなら継続日数、文字数、スキの数、etc。
数字が伸びればその分より持続する楽しさ・原動力になる。
継続力は1日で伸びる力ではありません。
集中を毎日継続することができるようになるためには、日々の工夫が必要です。でも、この継続力を身につけられれば、確実にあなたの業務効率や成功率はグッと上がるはず。
ぼくも負けずと継続します。
あなたも一緒に、頑張りましょう。
さあ、明日も集中してついでに何か一つ、継続の一歩を初めて、充実した良い1日を。
とりあえず目指せ、50日!(今日も危ないシンデレラタイム間際)
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