見出し画像

【1000万円の自己投資】35歳独身が人生2度目の挑戦するってよ

構想5年・準備期間3年、念願叶いまして2020年の11月から、イタリアのミラノ工科大学大学院のデザインスクールへの入学が決まりました。

初めまして、ゆーやまです。初投稿です。

はじめに

無事、留学に当てられるお金も自力で1000万円ほど用意できまして、ストラテジックデザインという修士コースで、ビジネス領域でのデザインを学びます。現代のデザイン経営やスタートアップに精通した分野で、ざっくり言えばデザイン思考とか、そういうやつです。たぶん。

コロナ禍でどうなるか微妙だったものの、オンラインで開講するとのことで、社会人を辞めて学生に戻るという決断をしました。現在は頭金を支払い終えて仮入学というステータスです。

以下、筆者の簡単なプロフィールです。

・東京在住35歳の独身男性
 親からは孫の顔がみたいと結婚のプレッシャーをうけるお年頃
・Web歴15年、都内のコーチング企業で働くインハウスデザイナー
・最近の趣味は食事管理と筋トレと動画編集

お分かりのとおり、凡人・オブ・凡人です。本稿では、留学確定に至るまでの紆余曲折と今後の活動について書きます。こんな境遇の方に読んでもらえたらと思います。

・今なにかに挑戦しているすべての方
・海外生活に興味ある方 / 海外大学院留学を考えている方
・ビジネスデザイン領域に興味がある方
・漠然とした将来にモヤモヤ / 進路に迷ってる方

このような境遇の方にとっては、刺激になる内容なんじゃないかなと勝手に思ってます。だいぶ長文ですがお付き合いくださいませ。

1度目の不完全燃焼留学と人生のモヤモヤ

画像1

英語喋れたらかっこいい!モテる!という単純な考えで、26歳のときに初めて約2年ほど留学しました。フィリピンで約1年ほど英会話に専念し、その後にワーホリでカナダのトロントに移住というパターンです。

このときは語学学習という目的は果たせたものの、ビザの関係で帰国せざるを得ませんでした。現地企業の就職してもっと海外気分を味わっていたかったので、それが少し心残りでした。

また海外生活できたらなと漠然と考えていたものの、どういう軸で海外生活したら良いのかまったくアイデアがなかったので、まずは地盤を固めようと思い、28歳のときにフリーランスという働き方を辞めて都内の企業に再就職しました。

再就職して少し経ったころ、自分の人生を見つめ直しました。周りの同年代は、結婚して家庭を持ち、子供を授かり、家を買い、皆それぞれの道を歩んでいる。一方で僕は、どんな人生を歩みたいのかわからないまま。このまま結婚するのはなんだかしっくりこない、仕事も好きだし職場での居心地も良いけど、心のどこかでモノ足りなさを感じる日々を過ごしていました。

留学決意のキッカケ

画像2

そんな葛藤と焦りで迷走していた最中、デザインスクールを卒業した方のセミナーに縁あって参加する機会がありました。当時、デザイン思考という言葉が日本で流行っていたので、情報収集くらいの軽い気持ちで参加しました。大学院での体験談を生き生きと話す年上のプレゼンターの姿をみて、思わず気持ちが昂りました。というか、僕にとっては目からウロコでした。30歳を越えてからも「学生」という選択肢があるのかと。

確かに、Webデザイナーとして十数年間働く中で、自分のスタイルが定着し凝り固まっていた今、デザインの意味や解釈を自分なりに更に深掘りしたいという思いはありました。理由は、以下の3つ(+1つ)です。

①自分の専門性をさらに伸ばせる
 └収入アップの期待
②フィールドを広げての仕事が期待できる
 └未知なる領域へのワクワク
③海外での刺激と経験から視座も広がる
 └人脈形成やQOLへの投資
+外国人美女もゲットできる?
 └ハッピーライフ

大学院という選択肢を「自分事」として捉えてみると、心が躍りました。今やらなかったら一生後悔する、抑えていた海外熱が爆発し、ここで僕の目標は明確になりました。

留学するためにクリアすべき2つの課題

セミナー後にさっそく、留学に必要な費用や入学条件などいろいろと調べました。目指すべき方向が決まればあとは行動あるのみ。ですが、これまたすんなりは行かせてはもらえず...。以下の2つの大きな課題をクリアする必要がありました。

1. 語学試験のスコアメイキング

画像3

第一に英語です。2016年秋からアゴスという渋谷にある大学院留学向けの語学スクールに通いはじめました。しかし、仕事と両立させて勉強することはなかなかの苦難を強いられました。なんのために勉強してるんだろう、ここで諦めたらどんなに楽になるだろう、と何度も挫折しかけました。(実際ちょっと挫折しました)

勉強が嫌いな僕にとってはかなりの苦行でしたが、延べ2.5年の歳月をかけてスコアメイキングしました。TOEFLとIELTS合わせて15回以上受けました(2ヶ月に1回くらいのペース)。もうやりたくない。一度留学していたとはいえ、英語試験のための学習と英会話はまったく別物だ、ということを身を以て痛感した次第です。

スコアメイキングは基本的には自分との戦いですが、モチベーション維持に関しては、同じタイミングで語学スクールに通いはじめた友人と、スクールを通じて出会った同志たちから良い刺激をもらっていたことが精神的な支えとなり、なんとか乗り越えることができました。

2. 留学費のための貯蓄

画像4

第二の課題は、金銭面です。身も蓋もない話ですが、海外大学院留学するには、それなりにまとまったお金が必要になります。僕がこれから留学を通じてかかる出費は、1年半で低く見積もっても700〜800万ほどです。奨学金という手もありますが、借金はなにかと行動の制限が伴うし、給付型奨学金は30代中盤にもなると、対象外のものがほとんどです。いろいろ模索しましたが、いったん自分で貯めました。

アメリカのMBA留学の半分以下の出費に抑えられるとはいえ、これから1年半は無収入かつ無職になるわけですから、少しでも余裕を持って貯めておく必要があります。私費留学が大変さを改めて実感しました。とりあえず、出費をかなり抑えて、給与の大半は貯金に当てました。

学校の選び方、英語の学習方法、貯金術・節約術などの具体的な内容に関しては割愛しますが、また別の記事にまとめたいと思います。

1度目の不合格からコロナを乗り越えて

画像5

スコアメイキングして、金銭面もクリアして、行きたい学校も絞れたら、あとはもう気合いで突破するのみです。モチベーションレター、推薦状、経歴書、ポートフォリオなどもろもろのドキュメントを、時間がないながらに2ヶ月ほどで準備しました。

2019年2月、後期出願。しかし、不合格。振り返ると、この時はスコアメイキングがギリギリで締切が迫っていたため、モチベーションレターとポートフォリオの詰めがかなり甘かったなと猛省しました。とはいえ受かる気で出願していたので、不合格通知がきたときはだいぶメンタルやられました。

しかし、ここまで来たらもうあとには引けません。諦めが悪い僕は同じ年の秋に、キャンパスを直接訪問しました。数少ない日本人生徒の紹介を受け、話を聞き、校舎を実際に見てまわり、憧れの海外生活をイメージしながら自分を鼓舞しました。

そして迎えた2019年12月、再出願。今度は入念に準備したモチベーションレターとポートフォリオが功を奏したのか、1次書類試験通過。その後も順調に2次試験のリサーチ課題、3次試験のインタビューを経て、ついに。ついにですよ、2020年の2月末に合格通知をもらうことができたのです。

直近までコロナでスクールが開講するか否かがわからずソワソワしていたものの、先月8月にオンライン開講するとの連絡をもらい、晴れて11月から入学となりました。今年は、日本からオンラインで受講する予定で、はやくて来年の1月からミラノに行く予定です。

3年越しの苦労と努力がようやく実りました。

この決断に不安はないのか

画像6

ここまで、僕が2度目の留学を決意してから合格するまでの経緯をお話しました。この大学院留学を決断するには、勉強時間を捻出するために飲み会の誘いも毎回断わる覚悟と、会社を辞めて無収入になる覚悟が必要でした。さらに言えば、費用対効果も正直わからないため、決断にはかなりの勇気がいりました。35歳には結構なリスクですよね。

それでも僕が諦めずに続けてこれたのは、世界的な名著でもある「LIFE SHIFT ――100年時代の人生戦略」が自分の背中を後押ししてくれたからです。「できるか・できないか」ではなく、「やりたい・挑戦したい」という気持ちを貫き通し、「自分らしい生き方」を優先させてくれた一冊です。途中挫折しそうになった自分に勇気を与えてくれました。自分の強い意志を信じさせてくれました。そして、家族や友達の応援なくしては乗り越えられなかったと言っても過言ではありません。

この僕の挑戦が、今なにかに挑戦している・決断に迷ってるすべての方に、少しでも何かしらのヒントとして参考にしてもらえたらなと思います。

人生は一度きり。
この決断が、今後貴重な価値を生み出すことを信じて。

35歳独身男性の再チャレンジ、始まります。

今後の活動について

画像7

最後まで読んでくださりありがとうございました。SNS等でリアクションもらえれば嬉しいです。また今後のnoteに関しては、もう少し内容を掘り下げて執筆中です。

・Webデザイナーがなぜ進学してビジネスデザインを学ぼうと思ったか
・本気で1000万円を貯金したい人のための節約術・生活術
・学習時間を捻出するための生活習慣改善【忙しい社会人向け】

気になる内容がある方は、これを機会にフォローしてね。

Twitter: yuyama_24
Instagram: yuyama.24
YouTube: ゆーやま / YüYama

勉強に集中するためSNSからは離れしてましたが、これから力を注ごうと思ってます(特にYouTube)。まだ何もコンテンツがないですが、近々動画をアップする予定です。

その他、海外生活に興味のある方はもちろん、デザインに興味のある方、新しいことに挑戦している方、人生のモヤモヤから抜け出したい方に向けたお役立ち情報をお届けする予定です。

海外美女ゲット報告もします、極めて低い確率で。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?