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新しいものに触れてみる。

てへへ。
にやにやがとまりません。

と言っても大したことではないのです。


河出書房新社 スピン 第3号


文芸誌デビューしちゃいました。

というのも、この河出書房新社さん。

もうすぐ創業140周年を迎えるということで
そのカウントダウン企画として
こちらが16号限定で発刊されるのだとか。

よくほんタメのYouTubeを見るので
あかりんが紹介していて、
タイトルは知っていたのですが。


気付いた時にはもう第3号。

330円という安さからなのか、
文芸誌とは元々そういうものなのか、
既に1号、2号は販売されておらず。

基本的に連載ものが多いと聞いていて
今更かなあ、とかなり迷ったのですが……

手の出しやすい価格帯に惹かれ、
えいやっ!とAmazonでポチり。

まだ最初の作品しか読んでいないのですが、
早速買ってよかった!と思いました。

そして、文芸誌って
本屋さんみたいだ!と思いました。

どういうことかと言うと
私は紙の本も電子書籍も読むのですが、
電子書籍って基本的に
自分の好きなものばかり選んで
勧めてくるんですよね。

私が既に購入した作家さんのものだったり、
私がよく読む生活ほのぼの系だったり。

いわゆるアルゴリズムってやつ。

ただ、そうなってくると
どの作品も当然
似通ったものになってくる。

安定、安全、安心と言えばそうだけど
冒険することができなくなる。

なので私は積極的に
紙の本も買うようにしていて。

というのも、本屋さんに行くと
ジャンル問わず色んな作品が置いてあり。

色々と歩き回ったり手に取るうちに、
今まで出会ったことのない作品に
出会えたりするんですよね。

表紙に惹かれたり、帯に惹かれたり
後ろのあらすじに惹かれたり。

はたまた本屋の店員さんが
POPで絶賛おすすめしてくれてたり。

文芸誌は私にとって
本屋さんみたいな、冒険の場というか。

今まで出会ったことのない作家さん、
新しい作品に出会える場所なんだな、と。

だってこの一冊で
名を連ねている作家さんは
なんと、総勢24名!

どれだけお得な冊子なのでしょうか。

というか、こんなお値段で
購入できてよろしいのでしょうか。

文芸誌の読み方はよく分かっていませんが
とりあえず気になったところに付箋を貼り、
そのうち感想を書こうかなと思っています。

とにかく最初の作品(川野芽生さん)から
思いっきり心を掴まれました。

自分の当たり前がひっくり返るような。

そうか、人間が人間として生きていること、
その周りには色んな動物や植物がいること、
その中で"人間"として生きていること。

当たり前のことじゃないんだな、と。

それに、今後この世界が
今のスピードで発展していけば、
今の当たり前は当たり前じゃなくなって
また新しい"当たり前"が生まれる。

それは一見、
気味悪いものだったり
するかもしれないけれど
実はそこに美しさがあったり。

今の価値観という色眼鏡が
目の前の事実をどう捉えるか変えている。

………作品を読んだ方なら
何を言っているかきっと分かるはず←

とにかく深緑色の森、淵、
泳ぐ人魚たちにルウとリル。

その情景がいとも簡単に、
頭の中で描けたことにびっくり。

この頭の中のモチーフで
コラージュを作りたいと思ったくらい。

こうして新しいものに触れて。
新しいことを知って、
新しいことをやってみて。

そんな感覚を大切にしたい。
そう思った今日この頃、のお話でした。

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