見出し画像

小学生の日曜日の風がひさしぶりに通った。

何だか小学生の頃の日曜日のような気分だった。
おそらく、SNSから離れていたからだと思う。

今日は、整形外科にいった。
昨日バイトから帰ると内くるぶしあたりが痛んだ
まあまあ痛かった
足の甲を怪我してから甲の方が度々痛むことはあったけど、今回は何か骨が出てきてた。

ネットの情報だと、「外脛骨」あたりなのではないかと。


近くの病院に電話をすると予約は行っていないみたいだったので、早速向かった。

土曜だし、混んでそうだな、月曜日にしようかな、、

でも思いついたら今この瞬間にやりたいし。

ずっと気になっちゃう。


「初診なんですけど・・・」

「2時間待ちになるんですけど大丈夫ですか」
「1回出てきてもいいですか。」
「問診票を書いていただければどうぞー。」

一旦外に出て、BOOKOFFでお気に入りの作家の小説を買ってから戻った。
カードとか見てみようと思った瞬間何人かが必死でカードを探しているのを見て素通りして日本人作家コーナーに向かった。

待合室で本を読みながら何気なくテレビを見上げると、野球の試合が中継されていて、福くんが映った。

「キミの声を聞かせて」だったかなんだか、NHKのプロジェクトのステッカーが貼られたPCの前に座っていた。
番組とかもみていたので、そのステッカーに目を取られて眺めていると、何やら福くんが野球について話していた。

字幕は無く、待合室内ではテレビに映る福君が何かを話しているのが聞こえる

というのが精いっぱいだった。
文章として耳に残らず、そのまま右から左へと福くんの声は流れていった。

たぶん、周りのおじいちゃん、おばあちゃんも理解してないと思うけど、そこではそれをみるしかないのでみんなで何を話しているのか分からない福くんを眺めていた。

一瞬、

何してんだろ。

とか思ったけど

まあいいや、

と思った。

情報を常に入れすぎてそろそろ限界だから、こんな時間もいいよねって。


その時間が
何を言っているのかよくわからないけど
大人たちとよくわからないテレビをみている日曜日の夕方の様な。

そんな雰囲気の風が自動ドアからふわっと入ってきたように感じた。

なんだか安心したなあ。


病院のお医者さんはすごく早口で沢山喋ってて答えるのは難しかったけど、なんだか威圧的じゃなくて、
1人暮らしだというと、この怪我のことで親御さんは心配してるんじゃないの。
とかいろいろ聞いてくれた。

サポーターがいいのは無いかと聞こうとしてたらサポーターしてみますか?
と勧めてくれたのでその1,000円のサポーターを買って帰った。

バイト先の人にも言っておいた方がいいよ。
と言われたので一応伝えようとは思うけど、

やめるまでのあと2ヶ月強は頑張って稼ぎたいなあ。と思っている。


レントゲンを見ると、今は手術するほどのものではないけれど、
1、2週間様子をみてまた痛いとかあればCTを撮りましょう。
となった。

帰りにタコライスを買った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?