「認知スキル」と「非認知スキル」
今回は認知スキルと、非認知スキルについて。
まず、スキルには2種類あり、数値化して目に見えるスキルと、数値化が難しく目に見る事が出来ないスキルに分かれています。
目に見えるスキルとは、IQや偏差値などで測る事の出来る頭の良さなどです。
それに対して、非認知スキルというのはそういった形で数値化する事のできない、何かに向かって進む時の継続力や、セルフコントロール力や、コミュニケーション力などになってきます。
別の言い方では「社会情動的スキル」とも言うそうです。
この非認知スキルという考え方が注目され始めたのは2000年頃からのようなのですが、その中でも「非認知スキルのビッグ5」と呼ばれる、非認知スキルの中でも最も性格性に重要な5つの資質というものがあるそうです。
① 勤勉性・誠実性 ( Conscientiousness )目標に向かって取り組む態度のことで、勤勉さの度合いが高い人ほど、より熱心で野心や自信があると言われる。非認知能力の中でも重要な性格特性のひとつと考えられている。責任感があり、信頼性が高く、自制心があって我慢強い。
② 開放性 ( Openness )
外界の体験に対して開放的に向かい合う性格のことです。創意工夫や想像力に富み、素早く情報を処理し決断する理知的な能力や知的好奇心が旺盛な人を指す。
③ 外向性 ( Extraversion )
積極的で親しみやすく、社会との関わりを進んで持とうとする性格です。リーダーシップを発揮する人や決断力のある人もこの外向性が高い人と言えます。
④ 協調性・調和性( Agreeableness )
周囲に寛大で協力的な性格のことです。面倒見が良く、他人のサポートを進んで行い、付き合いやすい人のことです。
⑤ 神経症傾向・情緒安定性( Emotional Stability )
楽観的で、情緒の安定した性格を指します。リラックスしていてストレスをうまく発散でき、障害にもうまく対処できる人に高いと言われる性格要素です。
簡単に言うと、「みんなと協力してゴールに向かう過程(努力の過程)で、好奇心を持ちながら努力する事のできる力」が必要だという事です。
あとはそれを補うためのアウトプットやコミュニケーションの力ですね!
つまり、どんなにIQが高くて頭が良かったとしても、それを使いこなすために必要な非認知スキルは必要だし、これからは更に必要になってきます。
なぜなら、最近よく言われている問題解決力より問題を立てる力に価値があるからです。
これからテクノロジーがさらに発達、進化していけば、答えを出すために必要な「問題解決力」に価値はなくなり、それよりも努力の過程で生まれる課題や問題などを見つけることのできる「問題を立てる力」の方が重要になってくるということですね。
つまり、最終的に今回なにが言いたいのかと言うと
今はまだ大変な状況が続いているとしても、その部分にばかり目を向けず、その過程にある喜びや楽しみにも目を向けながら頑張っていきましょう!
という事です(^_^)!
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