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孤独になるほど認知症のリスクが上がるという研究について
①前書き
皆さんは認知症と言う物をご存じでしょうか?
認知症と言うのは
さまざまな原因で脳の神経細胞が破壊・減少し、日常生活が正常に送れない状態になることをいいます。
この認知症と言う物は、うつ病と違っていて、知らないうちに病気が進行し
判断力や記憶力が低下していきます。
この認知症と言う物は、どうやら私たちの孤独感と関係しているらしいので、今日はこの認知症と孤独の関係についての研究を紹介します。
②認知症と孤独の研究
2018年にアメリカの「The Journals of Gerontology」にと言うジャーナル誌で発表された研究になります。
この研究はアメリカの50歳以上の12030人の参加者を集め
自分が孤独感を感じるのか?
また、具体的にどれくらいの時間、孤独感を感じるのか?
を聞き、孤独感のレベルと時間の調査を行いました。
また、参加者と関係する家族や友人などを調査し、どのくらいの頻度でコミュニケーションをとっているのかも調べました。
続いて、参加者を2年ごとに認知症になっていないか、また認知症の程度の調査を行い、認知症と孤独の関係を調べました。
③この研究で分かったこと
この研究は10年間にわたって88823人の調査を行った結果、
88824人中9%の参加者1104人が認知症だということが分かりました。
また、この研究で認知症になった人と認知症にならなかった人の
孤独感との相関を調べた結果、
なんと孤独だったと感じた人はそうでなかった人よりも、
40%ほど認知症になるリスクが高くなったということが分かりました。
④最後に
そのほかの研究によると、2000人余りの高齢の男女を3年間にわたり
調査した結果、孤独を感じた人はそうでなかった人に比べて1.64倍にも
認知症になりやすくなったということが分かっています。
そのため、皆さんは認知症にならないためには
家族や友達を大切にし、いい関係を築くことが認知症にならないようにする方法なのかもしれません。
以上が「孤独になるほど認知症のリスクが上がるという研究について」についての内容でした。
参考文献
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