不安を感じている人ほど頭がいいかもしれないという研究について

2020年12月2日 07:00

概要

不安と頭の良さと言うのは関係しているといわれています。その証拠にアメリカで行われた研究によると不安を感じている不安障害の人と、そうでない人のIQを比較した研究では不安障害を持っている人の方がIQが高かったということが分かった。

皆さんは日々不安と共に生きていると思います。

例えば、小学生の時には、友達がうまく作れるのか不安だったり、勉強ができるかどうか不安だと思います。

中学生、高校生になると、受験勉強が始まり、周りの人よりどう勉強ができるのかというのが不安になると思います。また、大学生になれば、将来どんな仕事をやりたいのか？とか、ちゃんと就職できるのか不安になると思います。で、社会人になったら、人間関係やお金や人生について悩んでいきます。

なので、生きている内は不安な心と言うのは、一生消えない物です。

とは言え、これはですね。誰もが持っている当たり前の悩みで、人間が生きていく上で、トラブルに対応することを学んでいくために、必要な悩みなのですが、必要ではない悩みもあります。

それは、思い込みによる悩みです。

例えば、「○○〇の人に嫌われているから話しかけないでおこう」とか「自分ってできない人間だよな」とかなど、実際にそうなのか調べてもいないのに、自分の中でそれが不安なことだと自己完結してしまう悩みがあります。

実はそれはれっきとした病気で、不安障害と言います。

なので、悩みすぎたりすると、このように行き過ぎた思い込みの悩みになってしまうこともあり、自分の人生を不幸にします。

で、ここからが本題なのですが、この不安障害には、実は頭の良さが関わっているのではないかと言われています。

しかも、この不安障害を持ってい人の方が頭がいいという研究もあります。

今回が、実は不安を感じている人の方が頭がいいんじゃないかという研究について紹介したいと思います。

2012年にアメリカで行われた研究で、頭の良さと不安がどう関係があるのかを調べた研究があります。

どのような研究だったのかですが、18人の不安性障害ではない男女と不安性障害と診断された26人の男女を対象に、IQテストと脳の状態を調査し、不安障害の人とそうでない人を比べた時に、頭の良さに差があるのかを調べました。

この実験結果ですが、不安障害を持つ人の方がそうでない人と比べて、IQが平均9ポイントほど高かったということが分かりました。

しかも、このIQの高さと不安の度合いも関係があり、不安に感じている人の方がより、IQが高かったことが分かりました。

つまり、不安な人と言うのは、実はIQが高いため、他の人が気づかない危険や危機を察知してしまうかもしれないのです。

なので、頭がいい人と言うのは、逆に誰も考えなかった危険なことなどを考えてしまい、不安を抱えてしまうため、非常に生きづらい人生を歩んでいるのかもしれません。

もし自分が、人とは違う不安を抱えている場合、もしかしたらそれは他の人が見なかった不安を見ているため、頭がいいかもしれません。

でも、不安に押しつぶされてしまえば、それは全く意味のないことです。

なので、もし不安でどうしようもなかったときは、誰かに相談したり、助けを求めた方がいいですよ。

あ、ちなみに、僕もnoteで相談は受け付けていますので、なにか悩みがあればコメントなどに記入してもらえば、答えますので、ぜひコメント欄などに記入ください。

以上が、不安を感じている人ほど頭がいいかもしれないという研究についてでした。

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