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STP分析でニーズをつかめ!!

✅マーケティングで戦略を立てるならフレームワーク『STP分析』を使え!!

フレームワーク『STP分析』

マーケティングの戦略フレームワーク『STP分析』はアメリカ合衆国の経済学者で近代マーケッティングの父と言われているフィリップコトラーが提唱したフレームワークです。

今回はコトラーが提唱したこのフレームワーク『STP分析』について 簡単に戦略だてについて説明ていきます。
買っていただく為のマーケティングプロセスで説明した中の『マーケティング6つの基礎』のうち ②セグメンテーション③ターゲティング④ポジショニングの3つを指したものがこのフレームワークの『STP分析』です。

それぞれの頭文字から『STP分析』と言われ、マーケティング戦略を行う上で使われるフレームワークです。

マーケティング戦略立案する為に使用するとても重要なフレームワークで先の市場環境分析で分析して得た情報を基に分析して戦略を立てます。

この『STP分析』で出された分析結果となる情報から戦略を立案し次の戦術とされるマーケティングコンセプトを確立します。

この戦略と戦術の立案が今後のマーケティングフレームワークや自社の業績に影響を与える最も重要なマーケティングフレームワークなのです。

STP分析でニーズをつかめ!!

基本編の第二章で簡単に解説した『STP分析』は、S・セグメンテーション、T・ターゲティング、P・ポジショニングを今回はさらに詳しく解説します。

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セグメンテーション  【Segmentation】

セグメンテーションは市場調査で得た情報を基に市場を細分化する事で、特定の属性ごとに分けてセグメントを作る事でマーケティング戦略を立てる為に行います。

セグメントは主に年齢や性別に出身地や居住地などに細分化され更に求めているニーズごとに細分化してセグメントを作り、作られたセグメントから自社もしくは製造した商品がどのセグメントにあっているか分析します。

セグメンテーションは戦略を立て集中的にセグメントに対してアプローチを行うための必要となる手法です。

セグメントで細分化する為には各カテゴリー別に分けていき分けられるカテゴリーは以下の通りである。

a・地域的要因で国や居住地域での気温や天気の変化。

b・人口的要因で年齢や性別に家族構成や職業など。

C・行動的要因でどの様に行動したか原因であるベネフィットは何かなど。

ⅾ・心理的要因で好き嫌いや生活スタイルに性格や感情など

以上の4つの絡まった要因を紐解きセグメントで細分化を行い、カテゴリー別に仕分けをして行きます。

セグメンテーションを行うことが戦略への第一歩となるのでしっかりと分析して市場を細分化しましょう。

ターゲティング  【Targeting】

ターゲティングはセグメンテーションを行ったあとに、細分化したセグメントに対して何処にアプローチを掛けていくかターゲットを絞り込むために行います。

また、ターゲットとなるカテゴリのセグメントに自社の強みは生かせるか?弱みが大きな不利になっていないか、どの様に営業してアプローチをするかまた集客するための販促や広告の打ち出し方はどうするかな?などの戦略を立てます。

そしてターゲティングでターゲットに集中アプローチを行うことでターゲットになったセグメントとなる顧客とアプローチをした自社がお互いにベネフィットを得ることが最大の目的です。

以下の三つの事柄を理解してターゲティングを行いましょう。

●自社が勝負する場所を選ぶためにターゲットとなる場所を絞り込みアプローチをかける。

●自社の強みとなる競合や他社にない得意分野を生かすことが可能か?また求められているか?

●自社提供物の持つベネフィットが顧客の求めるニーズとウォンツを満たすベネフィットになっているものは無いか?

自社の強みと弱みをしっかり理解して顧客にベネフィットが与えられるようにアプローチ方法や環境もしっかり分析していきましょう。


ポジショニング  【Positioning】

ポジショニングとは自社ブランド商品が数ある商品の中から『この〇〇の商品ならこれ(自社製品)が良い』と顧客の頭の中で独自の地位を作り上げて認識されポジションを獲得する事により売り上げに繋げる手法。

ポジショニングをするには、他社には無い特徴となる得意な事柄や性質が有効です。

この有効な特徴が顧客のニーズとウォンツを満たしてベネフィットを与える事が可能であれば、この有効な特徴を使いポジショニングする事が最も効率的な方法であるでしょう。

また、この有効な特徴は自社の強みとなるでしょう。

このポジショニングは実際に大切な作業で、将来的に自社が作り上げた商品が顧客に認識されて顧客の『当たり前』に位置づけられたときにその商品は顧客の中でのブランドとなり商品がブランディングされます。

このポジショニングを行うことがブランディングの第一歩となり大きく影響を与える事は間違いないでしょう。

他には無い独自のポジションを得ることにより信頼と信用を獲得してブランディングされれば実績が上昇し安定した収益が約束されるでしょう。

ブランディングとは・・・顧客にブランドとなる自社もしくは自社製品が共感や信頼を獲得することにより認知されて価値を高めていくこと。
ブランディングについては今後の記事にて解説させていただきます。

ポジショニングに好ましい商品選定の方法!!

●競合他社と同じ様な商品でも自社商品だけが持つ特別な特徴は無いか?

●自社製品の特許となる事柄が使用されていて他ではまねできない事柄はないか?

●自社が長年培ってきた技術や技能により他では真似する事が困難な製法や製造流通過程は無いか?

●自社ブランドで顧客満足度が高く信用のある商品がないか?

ポジショニングが戦略の始めの行動であり大きな影響を与える可能性が高い事を理解したうえでしっかりとした顧客への位置づけは重要です。

【まとめ】STP分析が戦略を左右する

STP分析はマーケティングを行う上では心臓部に値するくらい重要な部分です。

自社もしくは自社製品を販売する為の市場を十二分に分析し情報を集め把握することは大変な困難と苦労を共にすることでしょう。

ですが、そこを乗り越えて見えてきたターゲットとなる市場と顧客が今後のマーケティングに有利に働き、戦略立てを有意義にしてくれるでしょう。

STP分析で有意義な戦略立てが出来ればあとは実際の顧客へのアプローチと実績の検証です。

ここでの戦略立てがコストや自社の実績に貢献できれば幸いです。

最後に
ここまでこの記事を読んでいただいてありがとうございます。

この【STP分析でニーズをつかめ!!】を学んであなたの未来が明るくなるのを祈っています。

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