№445 「意味」を伝えて共感してもらう。
こんにちは。白石です。
世の中にはあらゆる商品、サービス、コンテンツがありますが、品質や技術での差別化が難しくなっています。
フィットネス業界で言えば、施設・マシン・プログラムなどです。
大体はどこのクラブに行っても同じような感じなのが実際です。
システムという部分では、ヒューマンレスやキャッシュレスを実現して低価格クラブが出現していますかね。また、利用回数課金みたいなモデルも出てきています。しかし、そういった価格や利便性の競争になると資本力が高い企業が有利であり、すぐさま類似クラブが波のように襲ってきて、競争にさらされます。
もう、アウトプットで差別化するのは難しい時代になったのかもしれません。
では、どこで消費者の心を掴み、購買行動に移してもらうのか?
答えは・・・プロセス&ストーリー
商品やコンテンツを開発するプロセスやストーリーに共感していただく、もしくは開発する人の想いやこだわりに共鳴してもらうといったことです。もう少し言うと、企業のヒストリーや姿勢みたいなものでもOKです。
ある衣料関係者が言うには、ユニクロのジーンズとリーバイスのジーンズを比べると、品質に関しては大差がなくなっているとのことです。
しかし、両社のジーンズの価格には数倍の差があります。また、購入者の層や購入理由は正反対です。
どちらが良い悪い、イケてるイケてないの話ではありません。
簡単に説明すると、「意味」と「便利」の二極化が進んでいくということです。
「意味」=プロセス&ストーリー
「便利」=価格・利便性
「便利」の領域では、大企業や資本力のあるものが断然有利となります。
日本においては、95%以上が中小零細企業です。
しかし、多くの企業が「便利」領域で戦いを挑もうとしている・・・
その人にとって「意味」のあることを考えていない・・・
便利思考から抜け出せないんですよね。思考の転換が難しい。
日本はモノづくりを中心とした高度経済成長期を経て、豊かにそして便利になりました。平成にはインターネットが出現し、それらがさらに増しました。そんな中、新型コロナウィルスのパンデミック・・・
もうこれ以上の便利は必要ないのかもしれません。便利になりすぎて余った時間を、どう使っていいのか分からない人が増えていっています。
そうすると何に消費を行うか・・・自分にとって「意味」のあること。
プロセス&ストーリー、そしてその先にコミュニティ(つながり)があればさらに意味は増します。
共感 → 熱狂
愛着 → 無二
信頼 → 応援
その先にコミュニティ(つながり)があるイメージです。
プロセス&ストーリーは誰にでも、何にでもあります。
なぜなら、人はそれぐらい尊いものだからです。
少し長くなってしまったので、今日はここまで。
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