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№375 総合型フィットネスクラブのスタジオ運営について

こんにちわ。白石です。

総合フィットネスクラブにおける今後のスタジオ運営について頭で考えていることをババっと書きました。

コロナ前は・・・

月会費で自由に何本でも参加できた、定員及び予約制という概念はあまりなかった(一部のプログラムでは適用)、会員数に対しての参加率やどういった方々が参加しているなどマーケティングやデータ分析は皆無、有料はカルチャー系やイベントなどの一部のプログラムで実施していた、クラブインストラクターとフリーインストラクターが主に担当している、2面保有しているクラブも多い・・・などなど

コロナ禍・・・

感染症対策のため定員及び予約制が主流となった、それに伴い予約システムの導入が進んだ、バーチャルやオンライン系のレッスンが一気に普及した、会員数減に伴って本数削減が行われた、有料でのレッスン提供が定着してきた、遊休時間が多くなったスタジオをレッスン以外に使用するようになった、ライト層の利用が感染症を懸念して低下してコア層が多くを占めるようになった・・・などなど

今後のスタジオ運営について

ファクトに基づいて問題解決を議論する。

定員及び予約制は今後も続くと予想していますが、そうなることで需要と供給がアンバランスになるプログラムが出てきます。特に人気のプログラム又はインストラクターの枠は今も争奪戦になっています。

こういったプログラムは有料化していく流れが進んでいくのでは?

ですが、そういったプログラムやインストラクターをどう選別するのか?

それが予約システムになります。予約システムを導入することでどういった方々がどのプログラムに参加しているのか?を分析することができます。

今まで業界になかったスタジオ運営の「KPI」を設定して、このプログラムはコアプログラム、このプログラムはライトプログラムという選別が可能です。

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ゴールが稼働会員数に対してのスタジオ参加率をあげよう!であれば、コアプログラムだけでは上がっていきませんよね?!逆にライトプログラムが幅広く必要かもしれません。

しかし、現実問題としてコアプログラムがメインタイムを占めている。

こういったことが本当に問題なのであれば、コアプログラムを有料にしてサブスタジオへ移動させ、ライトプログラムをメインに導入するなど、数字と統計というファクトベースで問題解決を議論することができます。

他業界やスタジオ専門業態からすると、今までしてなかったの?!と思われるかもしれませんがしている総合クラブは少ないのが現実です。

バーチャルやオンラインレッスンの可能性。

我々もプレコリオのバーチャルレッスンを既存スタジオに試験導入しました。前方に巨大スクリーン(タテ3メートル、ヨコ15メートルぐらい)を設置してプロジェクター4台で映像を投影します。非現実空間を創り出すことで臨場感を味わうことができます。また、YouTubeLiveをはじめ、オンラインレッスンにも今後チャレンジしていく予定です。

今後、5Gが一般化していくと日本あるいは世界のトップインストラクターのレッスンを各店のスタジオで巨大スクリーンを通して臨場感を感じながら受講できる日がすぐそこまできているかもしれません。もしかすると、巨大スクリーンではなく、実物がリアルに動く投影技術が確立されるかもです。

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そうなると、スタジオインストラクターは淘汰されるかも・・・

人気インストラクターしか生き残れない。優秀なインストラクターがその設備さえあれば場所を問わずスタジオの前に現れるのですから。

オンラインレッスンはどうでしょう?!

やはり無料のフィットネスYouTubeは強いですよね。その中で各クラブがどうやってオンラインを活用するのか?ここらへんはまだ試行錯誤なのではないでしょうか?どちらかというとホームフィットネスに近い感じかと思います。なので、これまでの日本を見ているとそれだけではサイクルの終わりが見えてくるような気がします。つまり、オンラインレッスンでマネタイズできるのはごく一部ということでそれを目指しても難しいかもしれません。

となると活用方法は・・・

SNSと一緒でメンバーとのエンゲージメントを向上させるツールとしてうまく利用するのが今のイメージです。

多くの大手総合クラブはサービススタート時に有料、そこから無料にして最近また有料にチャレンジしようとしていますね。何とかマネタイズして会員数減による収入減の穴埋めをしようと必死です。どうなるか?今後の動向に注目ですね。

スタジオの切り売りが進んでいく?!

ここまでの流れでいうと、月会費を支払うことでジム・プール・スタジオ・お風呂を全部好きなだけ使えます。というのは基本サービスとして、もっとやりたい、楽しみたい、という方々やこの部分のサービスだけで良いみたいなニーズが増えてきています。

そんな中で総合型クラブのスタジオは専門化が進み、最終的にはライトプログラムは月会費内サービス、コアプログラムは切り売りというニーズが出てきますがどうなんでしょう・・・

スタジオ会員みたいなものを作る?!

これには各クラブや会社の「志」が大いに影響してきます。

既に切り売りに舵をきっているクラブもちらほら見られますね。これについても今後の動向に注目です。


まだまだ具体的に仮説が立っているわけではないですが、頭の中で考えていることを書いてみました。書いている中で少し整理ができたような気がします。

みなさんはどんな考察をお持ちでしょうか?!





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