№446 優れたリーダーはどうやって行動を促すのか。
こんにちは。白石です。
以前にもゴールデンサークルについて書いたかもしれませんが、本日も少し書いておきます。
・ゴールデンサークルとは・・・?
図の右側の考え方です。
人は「何を:What」ではなく、「なぜ:Why」に動かされる。
多くの人は、自分達が何をしているか?するのか?は理解することができます。そして、どうやってやるのか?を分かっている人も多少います。
しかし、なぜしているのか?を理解している人(組織)は驚くほど少ないのです。
多くの人(組織)が左側の外(What)から中へ(Why)のアウトサイドインの考え方になっており、インサイドアウトという、中(Why)から外(What)への考え方ができるリーダーが希少価値が高いと言われています。
そんな時、「Why」は利益だという主張がありますが、利益は「Why」ではなく、ただの結果にすぎません。
「Why」とは・・・目的:何のために、何を信じているのか、何をするために存在しているのか?みたいなことです。
このゴールデンサークルを提唱しているサイモン・シネックは、この考え方について、「これは心理学ではありません。生物学的観点からです。」と主張しています。
最新のホモサピエンスの脳は大きく3つに分けられており、その中の2つが関わっているとのこと。
大脳新皮質は、何を:Whatのレベルに対応しており、合理的な分析や分析的思考、そして言語を司ります。機能、メリット、事実、数値などです。しかし、行動には繋がりません。
一方、How・Whyは大脳辺縁が作用します。感情、信頼、忠誠心などです。
そしてそれらは行動や意思決定を司ります。しかし、言語能力はなく、言葉は扱えません。
納得感が得られない場合は行動に移らないということです。
・自分の商品を必要とする人に売るのではなく、自分が信じるものを信じてくれる人に売ることを目指すべきだと。
・単に仕事を求めている人を雇うのではなく、自分の信念を信じてくれる人を雇うことを目指すべきだと。
優れたリーダーはこういう考え方で行動を促す!ということですね。
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