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毒親ノムスメ 〜もう、母親のことを考えるのはやめた

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なぜここにいるのだろう 自分の生への疑問を抱えて生きていた。 このマガジンは、多くの人に届けたい、と言うより、毒親に苦しむ人、毒親とは何か知りたい人、親は関係ないけど、うつうつ… もっと読む
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記事一覧

自己開示お化けと発信のバランス

自己開示お化けと発信のバランス

先日の記事に、少し、反響をいただいている。

ガス、電気が止まる生活。実際に何度もあったし、書いていないことも多いのだけれど、
“色々な家庭があるなと思いました”
とメッセージをくださった方がいました。
どんな人生でも色々ありますよね。
と返事をした私は天邪鬼でしょうか。

恐れるのは、相手を不快にすること昔々は、実家が“変”なことは隠していなければ、と思っていた。小学校ではまだ、給食費が封筒で集

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虐待死のニュースを目にすると

虐待死のニュースを目にすると

「お母さんは、あんたたちが大事だから、手を出すようなオトコとは付き合わへん」

「母親の内縁の夫で…」
とテレビから流れてくる虐待のニュース。
私が10歳未満の頃、今から35年前になるが、そんな昔も、虐待による乳幼児の死亡のニュースが流れてくることがあった。
統計などは取っていないから、本当に個人の記憶とイメージでしかないのだけれど、当時の虐待で逮捕されるのは、母親の彼氏、義父がほとんどだった。

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要らない子だったと言う呪詛

要らない子だったと言う呪詛

「お父さん、あんたは要らんかったんよ」私が小さかった頃、母は何度もこう言った。その度に私の中身は空っぽの空洞になるのを感じていた。体温がなくなる感覚と言えばいいだろうか。
今思うと、自分の思考を停止させて、頭や身体に染み込ませないようにする工夫だったのかもしれない。それでも、その言葉は呪詛となり、私はいつまでも「要らない子」なのだと思いながら生きていく。小学校低学年まではその呪詛をかけられていた。

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夢はなぐり描き、まっくろ

夢はなぐり描き、まっくろ

このマガジンはひたすら毒親に関する記憶が続きます。その後そこから逃れたきっかけに入ります。暗い描写や明るい方向転換の話が苦手な方はきっかけの内容が始まってからの読むのをお勧めします。

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