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自分の体と向き合う


私が心と体を壊した原因は、紛れもなく体の声を無視して頑張りすぎたからです。何故、そんなにも頑張ってしまうのか?私は、きっと誰かに認めて貰いたかったのだと思います。誰かに褒めて欲しかった、愛して欲しかった。愛情表現の苦手な自分の家族から得られなかった愛情を、今度は社会に求めてしまったのです。
それが大きな過ちでした。本当は自分自身で満たさない限り、永遠に満たされる事はないと、病気が私に気づかせてくれました。
 
私は自分の体の声に忠実に生きようと決めて、お腹が空いたら食べて眠たくなったら好きなだけ眠るようにしました。自分の感覚を取り戻す為に、毎日ヨガやクレイセラピーをして、出てきた感情を紙に吐き出しまくっては、自分の体と心と向き合う時間を作りました。
 
自分の内側の声に耳を澄ます内に、沢山の悲しみや恐れが溢れ出して殆ど泣けなかった私が、沢山涙を流せるようになりました。
「今まで無視してごめんね」
幼かった自分とようやく少しずつ和解出来ているような感覚がありました。これをインナーチャイルドというのでしょうか?
 
誰も認めてくれないのなら、私は自分で自分を認めてあげよう
誰も褒めてくれないなら、自分で自分を褒めたたえよう
なんだ、そんな簡単な事で良かったんだ。
 
私は、ようやく自分以外の外側に自分の存在を認めてもらおうとする癖を、少しずつ手放せそうです。これからは、まだまだ傷ついて拗ねている幼かった自分自身を大人の私が満たす旅が始まっていくようです。
 
自分の中の何人もの分裂した自分を統合出来た時、きっと私はまたより深く自分の体と繋がって自分自身と愛し合えるように感じています。
 
バラバラになってしまった体と心と、そして魂をもう一度繋ぎ合わせる旅。
きっと、死ぬまで終わる事はないのかもしれません。壊してはまた繋ぎ合わせる。
破壊と再生を繰り返し、私は少しずつ自分を知って今よりも丁寧に自分を扱えるようになっていくのでしょう。そして、同じように大切な誰かの事も。
 
 

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