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狩猟を始めるかも知れないレポート Vol.2 軽井沢在住のガチ猟師さんにお話をお聞きするイベントを行いました

先日の長野県のジビエ振興室が主催する狩猟について学ぶイベントが面白すぎて、そこで出会った軽井沢在住のガチ=専業の猟師である和部洋史さんに、自分がやっているお店でトークショーをやっていただくことになりました。狩猟って自分もふくめてけっこうたくさんの人が興味があるけど、やっぱり少し縁遠いイメージがあるし、そもそもどうやって始めたらいいかわからない部分も多い(どこならやっていのか、どういう免許がいるのか、誰かに教わるのか、などなど、わからないことだらけ・笑)。そのあたりをせっかくなのでガチの猟師さんに聞いてみようという、【軽井沢のガチ猟師さんに聞く「あなたの知らない狩猟の世界」】というイベントにしてみたところ、定員を大幅に上回ってキャンセル待ちが多数出る大人気イベントになりました。

和部洋史さんプロフィール

横浜生まれ横浜育ちの浜っ子。学生時代にバイクツーリングと野宿にはまりアウトドア好きになり、社会人になって転勤で来た軽井沢に移住、その後バイクで日本一周野宿旅に出る。あちこちで色々見て、聞いて、感じて、帰ってきて狩猟免許を取得し、「オレ猟師になる!」っと妻に告げてからガチ=専業の猟師に。現在軽井沢を拠点に活動中。

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イベントの様子

和部さんがふだん使ってらっしゃる軽トラや狩猟ツールを持ってきていただきました。本物なので迫力がすごい。

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トークショーのお供には、うちの店で調理した長野県内のジビエを使った鹿のすね肉シチューと自家製フォカッチャなどをお出ししました。

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和部さんはご自身が狩猟を始めるようになったきっかけから実際の狩猟の様子、猟銃の扱い方や猟師としての免許やルールなど、たくさんのお話をしてくださいました。(写真の銃は本物ではありません)

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印象的なお話

個人的にとても印象的だったのは、ワナにかかった時の獲物の生命をかけた本気の抵抗のすさまじさ、そして本来の目的とする動物以外(クマなど)がワナにかかったり、襲われそうになった時の怖さ。写真はクマが木に爪でつけた跡の写真です。基本的に狩猟は「決まった時期に」「決まったエリアで」「決まった方法で」「決まった種類の動物をとる」というルールになっているので、当然ながらなんでもかんでも目に入った動物を狩猟して良いわけではない。なんとなく想像していた部分もありましたが、それでもやはりここまで細かく、厳格なルールで管理しているというのは驚きでした。

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まさに知らない世界を知れて、すごく勉強になりました!

お話の中には、動物と生命のやり取りをすること、猟師さんの高齢化や技術継承の難しさ、軽井沢エリアでは放射能の影響で獲物がとれてもジビエにはできないことなど、複雑で考えさせられる要素もたくさんありました。

でも全体的に山のことや動物のことなど、和部さんがすごく楽しそうに話してくださり、漠然としたイメージしかない縁遠かった狩猟が、少しだけ輪郭を伴って理解できた気がして、ますます興味が湧きました。時間を割いてくださった和部さん、パートナーの小嶋さん、そしてイベントに来てくださった皆様、ありがとうございました!

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