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なぜリハビリ(理学療法士)が子育てを語れるの?


こんにちは。
今回はなぜ理学療法士である僕が
子育てについて語れるのか書いてみたいと思います。

そもそも皆さんは理学療法士とはどいう仕事かイメージがわきますでしょうか?

1番馴染みのある言葉で表すと【リハビリをする人】です。

リハビリと聞くと大体の方は
スポーツ選手や運動してる方が怪我をしたときに行うものとイメージされると思います。

しかしリハビリテーションとは
実はもっと幅広い分野でありその中にお子様のリハビリもあります!

子どもの分野でもさらに分けることができ
・重度心身障害児(難病など)
・発達障害児(自閉症やADHDなど)
これ以外にも本当に多岐にわたる分野に関わることができます。

子どものリハビリをするにあたって
発達について僕たちは勉強します。
基本的な正常発達を促したり
お子様のライフステージにあったリハビリを
行えることが強みだと思っています。

現在僕は訪問リハビリの事業所に勤めているので
実際の生活場面でのお子様に関わることが多いです。
特に最近増加傾向にある発達障害児のお子様と
関わる機会が多くあります。

お子様への介入ではなく
お父様お母様に
その子が落ち着いて過ごせるように
生活の工夫点や声かけのポイントなど
お伝えさせていただき
リハビリがない時もその子や家族が少しでも
生活がスムーズになれるように
日々試行錯誤しながらお子様と関わらせて頂いています。

少し意外だったかもしれないですが
理学療法士(他にも作業療法士や言語聴覚士)は子育てにも通じる資格ということがご理解いただけたら嬉しいです。

そんな僕も2年前に娘が誕生し現在父としても奮闘中です。

父親目線とリハビリ目線どちらも兼ね備えているからこそ
実際のお父さんお母さんのお気持ちが
わかるかと思います!
また自分のきょうだいにも知的障害をもっている子がいるので
単なるリハビリだけでなく家族の悩みや大変さは
小さい頃からリアルに目の当たりにしてきました。

そのころは今よりも制度も整っておらず
きょうだいが高校生くらいの頃から放課後デイサービスなども
世の中に出てきたのを覚えています。

小さい頃から困っている子たちや
その家族の助けになりたいという思いもあり
理学療法士という職業を目指しました。
(運動が好きだったので、目指したのもありますが!)

実際に訪問でお子様のご自宅に伺うと
本人の困りごとよりもお父さんお母さんたちが
その子とどう関わったらいいか
悩んでる姿を多く見かけます。

コミュニケーションがとりにくかったり
感覚過敏などの問題もあり
すぐ癇癪になって対応が困ったり
本当に様々な問題と直面します。

子どもの行動の背景には
原因となる要因が必ずあるので
よくない行動をなるべく抑えられるように
原因となる要因を考えて
対策を講じる必要があります。

また結果よくできたことに対しての
フィードバック(褒めるなど)を行うことで
よい行動が強化されていきます。

こうしたことを普段の生活から取り入れてもらえるように
なるべく具体的にわかりやすく
伝えるのも僕たちの仕事です。

お子様の能力は千差万別なので
その子にはどうやったら伝わりやすいか
どのくらいの言葉を使えばいいか
一気に覚えておける事柄が少ないから
なるべく一つずつ伝えてあげようか
などなど

コミニケーションをとるうえでも
考えることは山ほどあります。

ただその中で1番大事にしたいことは
子ども目線になれるかということです。
目線を合わせるのはもちろん大事ですが
今回の子ども目線とは
子どもに合わせた対応を
こちらがとれるか
その子が本当は伝えたいことをこちらが汲み取れるか
ということを大前提として考えています。

このことは発達障害児に留まらず
どんな子にも当てはまると思っています。

さらに言ってしまえば
子どもだけではなく
友人や会社の仲間、家族など
どんな人たちとコミニケーション取る時にも
きっと役にたつ視点だと思います。

僕自身もそうですが
近くにいればいる人ほど
言わなくてもわかる
という考えを持ってしまうこともあります。
大切なこととして近しき人にも
その人がわかりやすいように伝えてあげることが大切だと思います。
僕もこのことを肝に銘じていますが
毎回そのようにできるわけではないので
今後も意識していきたいですね。

もちろん教科書通りや理想通りにいかないことは
たくさんあります。
ただ知識としてこどものことを知ることは
親御さん自身の気持ちも少し軽くなり
今まで漠然としていたモヤモヤが少し晴れるのではなかと
思います!

理学療法士として
お子様に関わらせてもらう中で気づいたこと
皆様に知ってほしいことをこれからマイペースに記事にしていきます。
気になる方はまた読んでくださいね!

僕のページは
子育てや健康についてら
親世代の方が悩むであろう事柄を
僕なりの視点で伝えていきたいと思っています。
これらからも応援よろしくお願い致します。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!



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