傾聴する難しさ
こんばんは、福田です。note20本目です。
今日は最善の注意を払いながらキャリアコンサルタントの体験授業を受けてきました。
体験授業とは言え学ぶ事が多かったです。今後このnoteを読み返した際に、当時の自分自身を振り返る意味も込めて書きたいと思います。
キャリアコンサルタントとは
キャリアコンサルタントと聞いてどんなイメージを浮かべますでしょうか?
・転職エージェントのイメージ
・大学などでキャリア相談に乗る人たち
・企業の人事
僕の中ではこんなイメージを持っていました。実際そういった現場で活躍されている方は多いですが、企業に対して研修を行ったり、採用代行したりなど活躍の幅が広い職種でした。
実際に本日の体験授業の参加者の方の多くは人事部の方や、人材派遣企業で働いている。といった方が多かったです。
また、個人的には「アドバイスをする」イメージを抱いていました。むしろそうではなく、相談者の自己決定の支援をすることを目的とするそうです。
どんな事をしたか?
今日は体験授業として、ちょっとしたグループワークを行いました。
20枚のカードに「経済的安定性」「達成」「創造性」など言葉が書いてあり、自分の価値観の中で何が大切で、大切ではないか?それらを整理し、コンサルタントと相談者役に別れ、実際にコンサルティングを行う。
そういう授業を体験させていただきました。
体験してみてどうだったか?
まず、とても面白かったです。
1対1のペアを組んでの取り組みなので、1人の方としか会話できなかったのですが、それでも自分との価値観の違い、その人が歩んできた過程や、現在の環境によって、何を価値観として大切にしているか?の違いが興味深かったです。
また、価値観として大切にしているTOP5も決めます。
その順位の中でも1番大事にしている価値観と2番めに大事にしている価値観とでは、大きな差がある。単純な順位付けでは分からない、真の価値観というのも感じることができました。
学んだこと
・傾聴する難しさ
・マネジメントにも活かせる
・現在の仕事にも活かせる
この3つを今日の体験授業だけでも学べたと思っています。簡単に1つずつ說明していきます。
傾聴する難しさ
以下サイトに詳しく記載されていますが、昔学校の先生に言われたのが、
「目と耳と心」で相手の話をきく。ということです。
傾聴の「聴」という漢字は聴くという意味ですが、その漢字の中に目、耳、心の3文字が入っている。「聞く」は耳できくだけで、「聴く」は目と耳と心全てを使ってきく。というニュアンスですかね。
学生の頃はよく理解できませんでしたが、今になってこの大切さがすごく分かります。先生の名前忘れてしまったけど、いい先生でした。
では、傾聴の何が難しかったのか?
僕は聞くより話すほうが好きなので、キャリアコンサルタント役でも自分が話してしまうことが多かった。まずこれが第1の反省。
第2の反省は、その人が発する言葉の裏側というか真意を理解することの難しさです。
僕が相談者役をしていて、自分で発した言葉なのですが、価値観上位5つを並べて率直に思ったのが、「自分のことが好きだな」です。
無意識のうちにこの発言を2回も口にしていたらしく、授業をしてくれた先生いわく「本当にそうなの?どこかネガティブな気持ちが感じられる。」「2回も言っているのがすごく引っかかる」と。
もし自分がキャリアコンサルタント役だったときに、この発言を見逃さず真意を確認出来たか?今の僕には自信がないです。
いかに傾聴が難しいかを痛感しました。
マネジメントにも活かせる
これは、なんとなくイメージもつきやすいと思います。
人との対話を通して相手の事を理解し、真意を引き出していくことなので、チームマネジメントにも活用できる。そう感じました。
自分のチームのメンバーがどんな事を考えているのか?彼・彼女が発する言葉を表面的に捉えるだけではなく、表情や動作、声のトーン。これらを立体的に組み合わせて相手の言わんとすることを理解する。
こんな事が出来るようになれば、良いチームビルディングが出来る。
そんな期待感を持ちました。
現在の仕事にも活かせる
広告代理店のアカウントプランナーという仕事柄、お客さんを担当してヒアリングすることがあります。
・何を課題と思っているのか?
・課題に対してお客さんが発した施策が本当に課題解決につながるのか?
・自社のサービスに関わりすぎて固定概念に縛られすぎていないか?
傾聴することで、より本質的な提案を出来るようになれる。
そう感じることもできました。
まとめ
傾聴をして相談者の自己決定を支援する。
これに尽きるなと思います。
現在の広告代理店の仕事では、最終的にはこちらから提案。というアウトプットになることが多いので、キャリアコンサルタントと若干アウトプットが異なるのかな?と思いました。
ただアウトプットという出口の種類が違うだけで、それまでの過程の本質的な部分は同じというか、キャリアコンサルタントの学びは活かせると思います。
改めて今日の体験授業に参加して良かったなと感じた1日でした。
ひとこと
最後までお読みいただきありがとうございました!
このnoteをキャリアコンサルタントの資格を取ったタイミングで、読み返そうと思います。
その時の僕は何を思うのか?ちょっとドキドキとワクワクします。
まだ先のことですが、そんな実験的な取り組みを行ってみました。
おしまい!
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