日プ2は青春だった。〜佐野プガチ勢が日プ2を振り返る①〜
「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」(日プ女子)が始まるということで、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」(日プ2)の国民プロデューサー(国プ)時代を振り返ろうと思う。
私にとって日プ2は青春だった。
日プ2の期間というと、ちょうど私は新卒で入った会社のオンライン研修と丸々かぶっていた。
その頃の私は、冗談抜きで国プが本業、研修が副業というような生活をしていた。
それくらい推しをデビューさせるために本気で「国プ」という仕事を全うしていた。
毎週木曜日が生き甲斐だった。
楽しくもあり辛くもあったし本当にいろんなことがあった。
でも、ファンダムのみんなと国プの活動をしている中で、学生時代に戻ったみたいな「青春」を感じていた。
ただのオタ活と思っている方も多いと思うが、私は全く異なると考える。
それ以上にめちゃくちゃ過酷で、でもめちゃくちゃ面白い。
韓国で社会現象を巻き起こした「プデュ」がどれだけ日本のオタクを本気にさせてきたかがわかるだろう。
推しとの出会い
JO1のファンになったのがデビュー後で、日プ1はリアタイしていなかった。
そのため、自分は投票に参加していないしJO1をつくった感はなく、メンバーが「今度は僕たちが恩返しします」と言うたびにどこか疎外感を感じていた。
そんなときに日プ2が始まると発表があった。
JO1のファンとしては「JO1が軌道に乗ってからやろ?まだ早いやろ、意味わからん」とぷんすかしていたものの、「今回は最初から応援できる!国プとして参加できる!」と楽しみにしていたのが本音。
こんな感じで楽しみにしていた日プ2が始まった。
本来のプデュなら手前の審査で絞られて101人の練習生が番組に参加するのだが、コロナ禍ということで、101人の段階で歌、ダンス、自己PR動画などが公開され(「オンタクト能力評価」)、視聴者の投票で絞られた60人だけが番組に参加できるというシステムだった。
もちろん今回は本気で国プをしようと思っていたから、全員の動画を観た。
ダンスの課題曲が日プ1のテーマ曲「ツカメ」で、全員分観ると私まで踊れそうな勢いだった。
何人かいいなと思う練習生がいた。
やっぱり、関西人に親近感を感じてしまうもんよね。
その中で、特に気になる練習生を見つけてしまった。
佐野雄大くんだ。
宣材写真がBTSのジンさんに似ていることで話題にはなっていたけどそれだけじゃない。
この時は感覚的にビビッとくるものがあったのだがいざ言葉にしてみるとすれば、そこらへんにいそうな感じの親しみやすさ、優しい関西弁から滲み出る人柄が気になっていたと思う。
そして、歌は普通くらいではあるものの、ダンスが全練習生の中で最下位レベルだったのだ。
実を言うと、ダンス未経験運動神経皆無にも関わらずダンスサークルに入った学生時代の私のダンスそのものだった。
そこにも親近感が湧いてしまったのは事実。
人柄の面では、素朴でありながらもどこか華があってスター性のようなものがある。実力面で言うと、残念ながら今の段階では他の練習生に比べて足りてなさすぎる。
そんな彼が気になって仕方ない、成長を見守りたい、なんとかしてあげたい。
佐野雄大なら、絶対成長してくれる、ファンの期待に応えてくれる、そう信じられるし、信じてみようと思った。
「デビューしてほしい」ではなく、「デビューさせる」
人生で初めてそんな感情になった。
その後、たくさんのオーディション番組を観ていく私だが、そう本気で思ったのは、佐野雄大くんが最初で最後なのだ。
こうして私は佐野くん1pickの国民プロデューサー、「佐野プ」となった。
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