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まずは違和感を感じられるようになる事が大事。そして、その繊細な感度を取り戻していく事はできる。

定期メンテナスに来てくださっているお客様。
緩める施術に出会う前はマッサージ、整骨院、骨盤調整、鍼灸…と色々なところに。
強く揉んだり強く押したりバキボキ鳴らしたり、その時は楽になるのだけど直ぐに辛くなり週に何度か通院されていたそうです。
初めて施術を受けた時は、今までと違う施術に戸惑い、押したり揉んだりしないので施術を受けてる感がなく本当にこれで良くなるんだろうか、と思ったそうです。

ゆるっと。で行う施術は、優しい施術。
撫でたり、揺らしたり、ただ触れたり。

強い施術に慣れてきた方には
物足りなく感じる事が多いようで
優しい施術をしている途中で
本当に施術をしているのかと
私の様子を何度となく探られる事がある。

強揉みの施術・痛い方が効く・施術は痛いもの
が当然と思ってきた方にとって
その施術に慣れてしまっている方にとっては
疑いたくなるのは当然の事だろう。

一体いつまで戦うのだろうか

固くなってしまった身体に、強い圧が加われば
人の反応として身体に力が入ってしまう。
そこが押されて痛ければ尚更力が入ってしまう。

力に力で返す、そこに生まれるのは反発だけだ

これらの身体の方々は
ご自身の身体と向き合ってこなかった
ご自身の身体の声を無視してきた
のは事実だけれど

そうせざる得なった環境だったのかもしれない
ここまで来るまで気づけなかったのかもしれない
目の前の事に必死なだけだったかもしれない

あなたがそうだったら何をして欲しいだろうか?

無理やり前を向かせほしいだろうか?
力づくで頑張らせてほしいだろうか?

わたしは、目の前の身体に寄り添う事が必要だと思うのだ。

頑張らなくていい、そのままでいい
本当はどうしたかったのか、を身体に聞きながら
優しく触れる、揺らす、手を当てる。

身体が緩んでいいんだ、力を抜いていいんだ
って思った時、実際に身体は緩み始めて
お客様自身も身体が緩んでいくってことを
感じる事が出来るようになる。

強い施術に慣れてしまう怖さは
強い刺激じゃないと感じなくなる事、気づかなくなる事だ。
だから痛みが、辛さが、固さがマックスになるまで気づかない。

あなたが緩んで、緩んで、緩み始めると
あなたは筋肉が固くなったり縮んだ時に気づけるようになる。

それは一瞬、良くなったはずなのに!?って
思うことがあるかもしれないが
今までは、その固くなって縮んでいく瞬間に全く気づかずにいたのだ。

緩んだことで違和感を感じられるようになるのだ。

あなたが繊細であればあるほど
身体の微妙な変化をキャッチすることができ
身体に出てくる前に対応することができる。

緩んでいく事で、誰しも本来備わっていた
その繊細さを取り戻す事ができるのだ。





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