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赤の他人だからこそ。。。

子供が思春期になってもハグをさせてもらえる環境は有難い。

自分の育ってきた環境に
ハグ文化がなかったというのもあるが
小学高学年になれば触れる事もままならない
と思っていて諦めていたからだ。

何故ハグをしたいのかというと…
それだけで子供の今の状態がなんとなくわかるからだ。

今の身体の状態、今の心の状態が
なんとなく皮膚から伝わってくるから。

これは大人に対して施術をしていても伝わってくるものがあるから
我が子だから、というものだけではないと思っている。

先日、思春期の子供から施術を頼まれて
久々にじっくりゆっくり行ったのだが
小学生の頃のように簡単には緩まなくなっていて
日頃の身体にかける負荷の大きさや
成長するにつれて出てくる心の悩みも
影響しているのを感じた。

興味深かったのが、緩めた後
まどろみの中で普段より饒舌だったことだ。
色々話してくれたことだ。

これは普段のお客様にもよく見られる事で
身体が緩んだことで気持ちが緩み
術前カウンセリングでは出てこなかった話を
してくれる事がよくある。
そしてそれが意外と大切な事がよくある。

大人でも子供でも関係なく
人は心がきゅっと縮こまっていると
身体もきゅっと縮こまる。

逆に身体がカッチカチの時には
心が窮屈になることもある。

どんな悩みであろうとそれはその人にとって
重要な悩みである。

親や学校の先生、友達には話せない事を
赤の他人なら話しやす事もあったりしないだろうか?
しかも所謂カウンセリングとか保健室の先生にというほどではないけれど…っていう場合
ちょっとそれらには抵抗があるんだよなって場合

身体を緩めるだけでもいい
きゅっとなった身体を緩めてあげるだけでいい

人に優しく触れられるだけで暖かくなったり
ふわって身体の力は抜けていく

そのまんまで

触れるだけで身体の力が抜けて心も楽になることもある
身体が楽になれば視野が広がり思考も変わることもある


学校だったり、家庭だったり、塾だったり
友達だったり、親だったり、部活の仲間だったり
リアルだったりSNSだったり
外に向いていた意識から一瞬だけでも…

自分だけに意識を向ける時間や場所
自分だけに意識を向けられる時間や場所
子供にも必要だよなって思うのだ。






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