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子供の撮影とは、走り回ること

小さなお子さんの撮影は、もう本当にこれだと思う。

とにかく走る、走り回っている。後ろから追いかけても、顔は写らない。だからとにかく走って走って回り込むのが、カメラマンの仕事だ。

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坂道も、大股でガシガシとのぼる。子供に先回りできるように、勢いよく駆け上る。おかげで当日の夜には太腿が筋肉痛になっていた。

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こうやって必死に前に回り込んで、やっと顔が写せる。そしてそのまま前方を維持したまま2列並んだ滑り台の片側に素早く陣取り、子供よりも一瞬早く滑り出すことによって臨場感溢れる滑り台姿をゲット。

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その為に大事なのは、汚れても良い服を着てくることだ。足元は走りやすいスニーカー、間違ってもパンプスなんて履いてきてはいけない。

そして子供は同じ場所で同じ事を繰り返すのも好きだけれど、さっさと飽きて移動するのも好きだ。気がつけば、次の遊び場に走り出している。

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追いかけて走りながら、考える。カメラの設定、構図、光の方向…子供は待ってくれないので迅速な判断が求められる。

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時には、「そこは大人は通れません!!」という場所もある。そこでまた遊具から飛び降りて、必死で走って回り込む。

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子供の自然なスナップを撮る、というのは簡単なようでいて大変だ。とにかく体力勝負だし、向きが変わると光の方向も変わる。場所が変わると明るさも変わる。うっかり白とびや黒つぶれが発生しないように、マメに設定を変更する必要がある。

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オートで撮るとその点は楽なのだろうけれど、意図が反映できないという難点は受け入れ難い。ので、走り回りながらカメラをいじくる羽目になる。


走り回っての撮影は、まだまだ続きます。
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広島で、大人から子供まで人物の出張撮影をしています。自然な情景を、その時間を…切り取って残したスナップ写真は、お客様だけでなく自分にとっても宝物。何かありましたら、ぜひどうぞ!

ユルリラム
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