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そうだ、宮城に行こう!〜仙台から川渡温泉まで〜①

昨年の秋、「ANA創立70周年記念企画 国内線どこでも片道7,000円!」という3日間限定のセールをやっていたのを目にして。「じゃあ羽生結弦くんの地元、仙台に行って東北応援だ!」と思いつきで決めた。

そして仕事の閑散期にあたるこの2月、ついに生まれて初めて宮城へと足を踏み入れた。せっかくなので忘れる前に、その時の記録を残しておこうと思う。

●旅の始まりは、まさかの不運から…!?

普段は荷物になるので、旅行といえど「カメラはスマホで十分」ということも多いのだけれども。今回の旅はせっかくの真冬の東北だ。雪景色を撮る機会があれば…と仕事では使わなくなった型落ちのフルサイズ一眼と、軽い単焦点レンズの組合せを持ち込んでいた。

最初にそれを取り出したのは、広島から仙台へ向かう飛行機の中でのこと。眼下に広がる雪に覆われた山々と猪苗代湖の景色が美しく、残しておきたくなったのだ。

しかしカバンから出したカメラは…


「え???」と目が点。レンズの筒部分が外れてしまい、使い物にならない状態になっていたのだ。
どこかにぶつけたりして記憶もないのに、なぜ…と呆然としたし。旅の初日、というか最初の1枚を撮る暇もなくこんなことになるなんて。「レンズの無い一眼レフなんて、ただのダンベルじゃん!?」と内心で悲痛な叫び声をあげた。

余談だが…数日経って蘇った記憶によると、これは完全に自分が悪かった。保安検査後、混み合っている中で素早くあれやこれやを身につけねば!と焦っていた際にカメラが入ったカバンを派手に床に落としていた。そして慌てていたので、落としたこと自体を忘れ去ってしまい。ふとした時にポロリとその記憶が出てきて「あれかー!!」と時間差で叫ぶことになったのだった。


そんなこんなで、カメラではなくスマホで記録せざるを得なかった眼下の景色がこちら。


●仙台に着いて最初に行く場所、それは…

まさか仙台に着いて最初に行くのが、カメラのキタムラになるとは…。想像もしていなかった展開が起こるのが旅の醍醐味だとはいえ、これではあまりにもしょんぼりスタート。

というわけで、キタムラに向かう前に憧れのずんだシェイクを飲むことに。

しかしこれを飲む前に、もうひとつやらかしていたことに気づいてしまった…。ネックウォーマーがない!家を出て市電に乗った際に、暑くなって取ったネックウォーマー。どれだけ探してもカバンの中のどこにもない。。。おそらく落としたのは、遠く離れた広島のどこか。旅の間には、もはや取り戻しようもない…。

ただひとつ、救いだったのは。カメラレンズに続いてのやらかしにしょぼくれてはいても、それでもずんだシェイクはちゃんとおいしかったこと。物産展で食べたずんだ団子ほどに豆感が強くなくて、程良い甘さに心が癒された…。

●カメラのキタムラへ行く前に…!

さて、お次はレンズを探しにカメラのキタムラへ…と言いたいところだけれども、仙台を訪れた羽生結弦ファンとしてはその前にまずはここに行っておきたい。

羽生くんに「ようこそ、仙台へ」と迎えてもらってからこそが、真の仙台旅!!
…という気持ちももちろんあるのだけれど、本当の所はカメラのキタムラがある東口へ行く道がわからなくて。道案内のお願いに来たのだった。。

そうして無事に東口への行き方もわかり、カメラのキタムラへ向かう。中古でいいので、軽くて廉価な35〜50mmくらいの単焦点があれば…とショーケースを見ながらうろうろ。壊したものと同じレンズはなかったものの、1.5万ちょいで軽そうなSIGMAの50mm単焦点マクロを見かけて。サポート外の古いレンズだけどメンテ済だし、お遊び用なら…とこちらをお買い上げして。

さっそく駅の裏と表で試し撮り。

●駅前でうろうろ街並みをスナップ

さて、この日のメインイベントは仙台名物のせりしゃぶを食べること。お目当てのお店の予約が開店直後の15:00〜でしか取れなかったため、既に14時前のこの時間からはどこかへ観光に出向く…ということもできず。カメラを持って仙台駅の周辺をふらふら。

ビルに映る影に惹かれてシャッターを切ったり。

ちょうど車のいない瞬間を切り取ったら、模様みたいで面白いな…とパチリしたり。

なんとなく気になった風景を切り取りつつ、気づく。「自分にとって50mmレンズはスナップ向きじゃない!」普段は24-70mmをメイン使いしてるせいか。もう少し引いた距離か、もう少し長めの画角で撮りたい…と思ってしまうことが多くて。まさに"帯に短し、たすきに長し"な感覚だった。

50mmはフルサイズじゃなく、APS-Cにのっけて少し長めの距離感で使った方が好みなのかも…とか思ってみたり。(APS-C機だと1.6倍の80mm、少し望遠寄りの焦点距離になる)このレンズで撮ってると、『思ってるより2〜3歩引く・もしくは踏み込む』必要があって。それがなんだかもどかしいし、自由に動けない場所では思った画が撮れない。

写真を撮りつつ、そんなことを考えたり。途中でアエルの丸善に寄って羽生君の特集コーナーを眺めたりしてるうちに15時が近づいたので。いよいよ、せりしゃぶのお店へGO…!


※長くなるので、②へ続く※

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