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記事一覧
「学級会」をやめられない大人たちが「こどもかいぎ」から学べる2つのこと
悩みの100%は人間関係、という言葉もあるとおり、生きているだけで他者との衝突や利害調整は避けられないわけですが、最近は、いい大人がまるで小学校の学級会みたい私刑(リンチ)をしていて、悲しくなります。
"加害者"が「ごめんね」と謝罪し、"被害者"が「いいよ」と許して、とりあえず和解したことにする茶番が学級会だったとするのならば、もはや茶番以下です。むしろ、SNSでは一度謝罪したら最後、自ら非を認
なぜ加害者の被災者性に着目することが社会復帰に効くのか──「プリズン・サークル」
正直、私はいじめ被害者としての過去もあるので、犯罪加害者のことなんてまったく同情できないな、うんうん、などと思って見始めたのですが、鼻水が出るほど面白かったです。
(1)被災者としての加害者プリズン・サークルという映画は、島根県にある男子刑務所で実施されている Therapeutic Community (TC)についてのドキュメンタリーです。TCでは、40名ほどの希望者が、「改善指導」(現場で
不登校19万人時代に、元不登校が思うこと② ─ 本当に困っていることは何か
元不登校が、不登校自身が本当に困っていることをゼロベースで言語化してみると、どうなるのか? という記事を前回書きました。
不登校の困りごととして、よく言われるのは、①学校への不安、②働くことへの不安、③居場所への不安、です。でも、これらは表層的な心配で、実はその全てに通底している本当の困りごとがあります。
結論から言えば、不登校状態では、一人で生きていくことができないから困る、ということに尽き