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他者を変える方法【3選】

「彼氏が時間にルーズ過ぎる!ちゃんと時間を守って欲しい!」⏰
「子供が言うことを聞かない!宿題をちゃんとやって欲しい!」📚
「部下の仕事の取り掛かりが遅い!意識を変えたい!」💻

このように、他者の行動を変えたいという悩みはありませんか。

私も教育者の立場として、子供達の人格の完成を目指しています。(自分で判断し行動できるような人になってほしいなあ🤔)

他者を変えることは可能なのか考えていきたいと思います。

課題の分離

他者を変えるのは、非常に難しいことです。本人が「変わりたい!」と思わない限り、不可能なことなのです。

健全な人は相手を変えようとせず、自分が変わる。
不健全な人は相手を操作し、変えようとする。

アルファレッド・アドラー

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」でおなじみの心理学者アドラーは、このように言っています。
つまり、これは誰の課題なのかというのを分離して考える必要があると言うことです。

【例】
宿題をする【子供自身の課題(他人の課題)】
なので、自分の課題ではありません。(困るのは子供本人!🖐🏻)

出来ることは…
見守るということ。

自分にできることは?

①I(アイ)メッセージで伝える。

他の人に過剰に干渉されると「もう!分かったよ!」と反抗的な態度になってしまうことが多くあります。

なので、
「宿題をやりないさい!」(Youメッセージ)
でばなく、
「宿題をしてくれると、お母さん嬉しいな〜。」
(Iメッセージ)

と伝えると、自分の願望を伝えていることになるので、マイルドに思いを伝えることができます!

では、少し挑戦してみましょう!(let's try😉)

❶「机の上に片付けてよ!!」(Youメッセージ)
Iメッセージにすると…👀


「机の上が綺麗だと、気持ちがいいな〜」
「綺麗になると気持ちよくて嬉しいな〜」
などなど。


❷「遅刻ばっかりで、どうしてなの!!」(Youメッセージ)
Iメッセージにすると…👀


「いつも時間を守ってくれると信頼できるな〜」
「時間があると色々な事ができて嬉しいな〜」
などなど。

同じことでも伝え方によって相手に与える印象が違います!相手が「その気になる」伝え方にすると相手の意識を変えるきっかけになるかもしれませんね。

②メリットをさりげなく伝える。

やった方がいいと分かっていても、「やる」という選択をし、行動に移すことは非常にエネルギーのいることなので難しいことです。(やらない理由を見つけるのは簡単なのにね〜🔍)

授業をする時に、
「これって何のためにやるんですかー?」
「何に役立つんですかー?」
と聞いてくる子がいます。

学習をするメリットを一緒に考えた上で、授業をすることによって、「こういうことに役立つんだな」と意識しながら授業を受ける事が出来るので、より学びが広がることもあります。
(全部が全部正しいメリットがある訳ではないですが、一緒に考えることは大事かもですね!☝️)

つまり、変えたいことがある時、客観的な情報(メリット)を伝えると効果的であると言うことです。

③自分が変わる。

誰かを変えてあげたいとか、改善してあげたいと思うことは良いことですが、まずは、自分自身を変えることから始めてみませんか?他人を変えようとするより、はるかに利益は大きく、危険はほとんどありません。

D・カーネギー「人を動かす」

学校ではよく
「みんないい姿勢で素敵ですね!流石高学年です!」
などと声をかけることがあります。

そうすると、不思議なことにさっきまでだらーっとしていた子たちもみんな背筋を伸ばし気をつけの姿勢になります。(魔法の言葉〜🪄✨)

モチベーションには2つあるそうです。

❶不快なことを避ける「ノルアドレナリン型モチベーション」
→恐怖や不快、叱られることを避けるために頑張る。

❷快適なことを求める「ドーパミン型モチベーション」
→楽しさや褒美、褒められることを求めて頑張る。

「ストレスフリー超大全」

相手に行動させようとするとき、ノルアドレナリン型モチベーションでアプローチしてしまうと、反感を抱き、話を聞かなくなってしまう事が多くあります。
相手を信頼し、認め、プラスな言葉を伝えるなど、相手を肯定的に受け止めることにが大切です。

今までの自分のアプローチの仕方を変えることで、相手を変える事が出来るかもしれませんね!


他者を変えるために、自分にできる事は限られています。他人の課題と自分の課題を明確に分け、自分ができる範囲内で行動していきましょう!

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