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竜に守られる城:二俣城の地形と地質part1【お城と地形&地質 其の七-1】

※この記事は2024年8月13日に無料一般公開予定の記事です。

戦国時代の「城」は、様々な理由でそこに建っています。
その地域を治めるために立地が良いとか、政治的な意味もあるでしょう。
そして何より他大名との戦での「守りやすさ」も重要です。
そのような「お城」を地形・地質的観点から見ていくシリーズ。
今回は二俣城です!


二俣城の概要

二俣城(ふたまたじょう)は静岡県浜松市に建てられた城で、もともとは今川氏が建設したものですが、後に徳川氏に領有されます。
武田信玄の遠江・三河侵攻の時に激戦の末、落城します。
その後、かの有名な三方ヶ原の戦いが勃発しました。

三方ヶ原の戦いについては、以下リンクをどうぞ👇

二俣城は難攻不落の城で武田勢も苦戦しましたが、天竜川から水を汲んでいることに気づき、その取水施設を破壊して落城に至らしめています。

さて、どのような立地条件なのでしょうか?

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