もう1歩2歩、踏み込んで理解するには?【ハザードマップをどう使う?vol.2】
災害が起こった時にできるだけ多くの人たちが助かるために、ハザードマップを「読んで」、「理解して」、「日ごろから備える」ことが重要です。
しかし全ての人がハザードマップを理解するのは難しい。
では、どうするか?考えていきましょう。
「重ねるハザードマップ」を見る
ネット環境云々、パソコンやIT関連苦手な人・・は後ほど考えます。
まず、使いやすく分かりやすい(と私は思います)、重ねるハザードマップがいかに良いか!についてお話しします。
・・・と偉そうに話してますが、私自身、重ねるハザードマップはあじさいさんの記事で知ったのですが(笑)
では見てみましょう。
https://disaportal.gsi.go.jp/maps/?ll=35.353216,138.735352&z=5&base=pale&vs=c1j0l0u0
リンクから飛ぶと、まずはこう言う画面になります。
次に、上の赤線で囲った場所に住所を入力して検索ボタン(虫眼鏡マーク)を押します。
ここでは前回見た仙台市泉区の1ページ目南部(下図)を見てみましょう。
ってことで、JR仙山線の熊ヶ根駅の住所を入力してみます!
すると、このように「旗」がつくので、拡大していきます。
グーグルマップと同じように、マウスホイールの操作で拡大できます。
はい!こんな感じで拡大していきます。
道路や等高線が出てきましたね~。
ささ!もっと拡大しますよ~
熊ヶ根駅が見えてきましたね。
ん?でも、普通の地図だけで何も出ていません。
そこで、コレです。
スミマセン(;^_^A
キッチリ囲めなくて周囲の図が残ってケバケバみたいに・・
・・気を取り直し(笑)
この「洪水」「土砂災害」「津波」「道路防災情報」のどれかをクリックすれば、その情報が出て来るんです!
災害別にクリックしましょ!!
では「土砂災害」をクリックしてみますね♬
でてきました!
もっと拡大して見てみましょう。
これを見ると、色々と考えてしまいます・・・。
右の方に赤丸で囲った部分は、前回お見せした図で「避難所」に設定されていた場所です。
これですね・・。
でも、拡大して見ると、上のマップは縮尺大きい関係でよく分かりませんが、重ねるハザードマップで拡大したら土砂災害危険箇所が避難所のすぐ横まで来てるんですが、大丈夫なの???
これ、学校のプールギリギリですよね。避難所ですよね、ここって???
ギリギリセーフだからOK?イヤイヤ・・・
はい。こう書いてありますからね。同じハザードマップに書いてあります。
この避難所が本当に適切か?
もう少し踏み込んで考えても良いかもしれませんね。
紙ベースのハザードマップは大雑把で見えないことも多いですが、「重ねるハザードマップ」で拡大してみると、色々と詳しく見えて来ますね。
拡大して初めて見えるもの
そうなんです。
紙ベースのハザードマップの問題は、まずは「縮尺が大きく大雑把」なこと。でも、これを解決しようと、紙資料の縮尺を変えると、枚数がとんでもなく多くなってしまい、大変です。
縮尺の大きい紙ベースのマップでは、危険性は気づきにくいですね。
でも重ねるハザードマップで拡大すると、まるで違うマップです。
これ、役所の人達でどれだけの人が気づいているか?気になります。
この様に考えると、単にネットや最新機器を使えるか、使えないかで
情報がこんなにも違うのか?という問題がありますね。
ということで、ハザードマップの問題点が、だんだんと見えてきました。
単に「見れば解決する」と言うものではないですよね。
このnoteを通して、もう少し検討を進めます(^^)v
お読みいただき、ありがとうございました。
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