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今したいことを、未来には期待を。 ものは試しでカウンセリングを受けた話。

こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。

生きづらい同志に向けて、お友達に話しかけるような気持ちで、今日も言葉を紡いでいきます。

今回は心療内科でモヤった話の続編を書きたいと思います。

よければこちらもお読みください↓



最近の安定と未来への不安


唐突ですが最近の私、結構いい感じなんですよね。

私の専属カウンセラーの友人のアドバイスのもと
自分にとって不要なものを断って、一人の時間を有意義に過ごせていると思います。

精神的な波もそこまで大きくなく、穏やかな精神状態。
心を無にしているのとはまた違った感じ。
心と向き合っているが故に、しっかりと自分の感情を咀嚼して飲み込んで自分のものにしているというか。
心に栄養が行き渡っているような感覚がしっかりあります。

ただ、この先の新しい人間関係などのことを考えると少し不安があるんです。

他人軸人間であるが故に、人から付け入られやすい自覚もあります。

実際に元夫はナチュラルに私の自尊心を削るタイプの人だったし。
それに気づきながらもなかなか事態を変えることができなかったし。

離婚して今は落ち着いているけど、今後また同じ失敗を繰り返してしまう可能性はゼロじゃない。
いや、なかなかに高い気がする。

そんな懸念からプロのカウンセリングを受けることにしたんです。

今日はそのエピソードについてお話しさせてください。

カウンセリング当日


予約時間の午前9時。
オンライン形式のカウンセリングということで、夜型人間の私は15分前に起床。

部屋着・すっぴん・眼鏡と三拍子揃った干物状態で、ドキドキしながらミーティングルームに入室しました。

担当してくれたのは、おそらく20歳くらい上のお姉様カウンセラーさんでした。
朝から爽やかな笑顔。ハキハキしたお話のしかた。
心療内科の先生に対する印象とは全く違い、少し緊張が解けました。
(同時にラフすぎる格好で参加してごめんなさい…と内心謝った)

最初に私の家族構成について質問をされたので説明をした後、
これまでの人生の棚卸しをして見えた私の悪い癖、現在自分を変えるために禁欲生活をしていることを伝えました。

具体的にはこんなお話↓


私の話を聞きながら

「すごく自分のことを客観視できていますね」
「そんなに小さい頃から気を遣えて、すごいですね」
などと優しい言葉をたくさんいただきました。

自分のことなので内心「そ、そうかな…?」という気持ちは拭えませんでしたが。
(実際、友人の力を借りてできたことだからね)

そして本題。
冒頭に書いた通り、今後の人間関係に対して不安があることを相談しました。

私の相談内容を聞いて、キョトンとした様子のお姉様。
「え、今悩んでるわけじゃないの?」と言った感じ。私のフィルター越しに見えた様子なので、確実ではないですが。

それを見て内心焦る私。

あ〜〜相談場所間違えちゃったのかな…見当違いなこと言う奴が来ちゃったと思わせちゃったらごめんなさい〜〜😭

思わず相手のリアクションを見て自分が悪いと思ういつもの癖が出てしまいました。

そんな不安も束の間、「未来のことはわからないので、今できることを考えましょう」と言ってくれて安堵。さすがプロ。

私の幼少期のエピソードや結婚生活のエピソードをさらに深掘りしてもらい、アドバイスとして以下のありがたいお言葉をいただきました。

これは万人が生きやすくなるためのtipsだと思うので、シェアしたいと思います。

気持ちよく生きるために大切なマインド


・ゆるたにさん(私)は0-100で自分のことを見てしまいがち。悪いのは特定の自分の行いであって、自分自身は全然悪くないんです。

・親子関係で植え付けられた「いい子でなきゃいけない」と言う思考はもういらないんですよ。

・もし目の前の人が不機嫌になったり怒ったりしても、必ずしも自分のせいではない。相手が何を思っているか知りたいなら質問すればいい。もし質問するのが難しくても、そんな思考を持っていたら気が楽になるんじゃないでしょうか。

・自分も他人も責めずに、お互いにwin-winの状態になるための方法を探っていく方が建設的。

自己犠牲は献身じゃないし、誰の役にも立ちませんよ。

自分を知ってほしい気持ちや受け入れたい気持ちは否定するものではないし、むしろキラキラしていません?それを自己犠牲で表現するのではなくて、自分や相手が辛くならない方法で伝えれば良いんです。

・他人の感情の変化に敏感というのも、ゆるたにさんの短所ではなくてむしろ強みだと思います。だから変化に気づいた時にどうするか。ここを練習していきましょう。


カウンセリングの残り時間を使って何度も伝えてくれた内容です。

自分を大切にするって、ダメな部分もいい部分もひっくるめて自分を受け入れて、自分の芯をぶらさないことなんだなと。

そのためには、良い部分と悪い部分と自分の存在を分けて考える必要がありますね。

そうすることで、ゼロヒャク思考が緩和されるし、精神的にももう少しずっしり構えられるんだと思います。

カウンセリングを受けて得た気づき


正直、友人のアドバイスに従って禁欲生活を続けながら気持ちがスッキリした状態で臨んだので、今回のカウンセリングで劇的に何かが変わったというわけではありませんでした。

けど、自己分析をした上で、前向きな気持ちで、友人以外の人に話を聞いてもらえてよかったなとも思います。

今頑張っている自分の挑戦が正しいと再確認できたし、
さらに今後意識することがクリアになったから。

多分事前に友人とのやりとりがなければ、今回のカウンセリングのアドバイスもスッと入ってこなかったと思うので、いいタイミングだったなと。

その前提の上で、今回のカウンセリング体験で気づいたことを書いていきます。


今回一番目鱗だったのは、無意識レベルで自分の存在をマイナス視していたこと。

だから「人に左右されないようになれば、すてきな自分になれる」と思い込んでいたんです。

これまでの自分の生き方を否定して、そうじゃない自分になることで、これまでの人生を取り返そうという闘志に燃えていたのが最近の私だったんですね。

極力一人の時間を作るように環境調整をしたから精神的には安定できていた。
だけど、根本的に自分に対する視点を変えないと、結局またどこかで自分のことを否定してしまうのは容易に想像できます。

私の不安の原因を言語化していただけて、すごく腑に落ちました。

カウンセリング後の変化


カウンセリングを受けてから仕事をしている時に、ふと自分を俯瞰して、
「確かに私の顔色伺い癖が仕事上ではめちゃ活きているな〜」と思ったんです。

この道10年近くやっている中で初めての経験。

私は医療従事者なのですが、入院中の患者さんとお話しするとき、できるだけ入院中のストレスや不安がないか気にかけて、会話の時間をとるように意識しています。
忙しさを理由にして、きつい口調や語気で接するスタッフもいるんですが、私はそうなりたくないと思う気持ちが新人から今も変わらずにあるんです。

病人や障害者は確かに社会的な弱者ではある。けどスタッフはケアをする立場であって別に偉いわけでもない。
ただそれを生業としているだけ。

感謝をしてもらえることは確かに嬉しい。けどそれを期待したり、感謝されることが当たり前になるのはよくない。

だから私は患者さんの気持ちをできるだけ理解したいなとずっと思っています。
こういうと聞こえはいいですが、要は患者さんにハマるような接し方をしていたんです。

時には本心でないことや都合のいいことを口にすることもあります。
だからそんな時には「私って調子いいし偽善者だな〜」なんて自分のことを見ていました。
飲み会でおじさんの機嫌取ってるのと同じじゃんって。

けど最近の私は「仕事なんだし、むしろそれで救われる人がいるならめちゃいいことじゃん」と思えるんですよね。

実際「ゆるたにさんと話して気持ちが軽くなったわ〜」って患者さんから言ってもらえることも結構あって。そんな言葉をいただけると私も元気をもらえていて。

このあったかい気持ちを否定することの方が、患者さんに対して失礼だなと思ったんです。

自分の本心じゃないかもしれない。相手の求める言葉を与えているだけかもしれない。
けど相手のために相手が求めるものを与えるのは、偽善じゃなくて善じゃないか。

仕事と割り切ることで私の肩の荷が降りた気がしました。

今後は仕事は仕事での使い方。プライベートはまた別の話。
そう考えられるように、さらに成長していきたいと思っています。

終わりに


老後が不安だから、今のうちから積み立てを始めようとか、
病気になった時のために保険に入っておこうとか。

お金や健康の不安は今のうちにできることをすればいいと割り切れているのに、
心の不安は目に見えず、正直具体的に何をすればいいのかわかりませんでした。
備えあれば憂いなしの状態に至るのがすごく難しいと思っていたんです。

けど起きてもいないことを懸念することは時間の無駄ですよね。
未来の不安を軽減する一番の近道は、今の自分を受け入れることなんだと思います。

これまで通りに生きていたら同じ失敗を繰り返す可能性は高いけど、
変わろうとしていること自体が大きな変化なんだから、「私すごい!」って少し自分に対して甘めの評価をしてあげることにしました。

それにお話をしたことで、具体的な対策が見えてすごくスッキリしました。
できるできないかは置いておいてだけど、なんかどうにかなりそうな気がする〜という根拠のない自信が少しだけ湧いてきたところです。

きっとこの先も生きづらさを感じる時はたくさんあると思う。
ゼロにしようとするのはめちゃハード。

だから少しでも生きづらさを回避できるような考え方のヒントを得られたことが収穫だったなーと思うカウンセリング体験でした。

ここまで書きましたが、カウンセラーさんとの相性はもちろんあると思います。
実際にカウンセリング中は会話の間合いが難しかったり、言葉が抽象的で理解が難しいと思う場面も確かにありました。
だから馬鹿正直に話すと、カウンセリングを終えた直後は少し悶々としました。
けど、後々ゆっくり今回のアドバイスを私なりに解釈して、自分に必要な言葉をもらえてすごくよかったなと思っています。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

あなたの心の中の生きづらさが、少しでも軽くなりますように!

※もしカウンセリングと言わずとも「ちょっともやった話聞いて〜」という方がいらっしゃればぜひコメントいただけば、コウペンちゃん並みの糖度のレスをいたしますのでぜひ。

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