健常でも病気でもない私。(心療内科を受診した時の話)
こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。
生きづらい同志に向けて、お友達に話しかけるような気持ちで、今日も言葉を紡いでいきます。
以前、心療内科を受診したことがあったんです。
理由は、自分の極度な他人軸思考が何かしらの精神疾患からくるものじゃないかと思ったから。
アルコール依存や性依存と診断される可能性も大いにあるなと思っていました。
何かしらのカテゴリーに属させてくれ!
そしたら説明がついて納得するから…!
そんなことを思いながら、心療内科のドアを開いたのでした。
保健師さんに事前ヒアリングをしてもらい、いざ先生の診察室へ。
この道結構長いんだろうなーという中年男性でした。
少しクールな印象。
精神科で働いていると、あんまり感情移入しないように無粋な感じになるのかな(失礼)
とりあえず気になっていることを話してくださいということで、
・小さい時から親の目を気にして、人前では極端に人を不機嫌にさせたり怒らせたりしないように振る舞っていたこと
・中学生の時に父親がアルコール依存症で家庭が崩壊していたこと
・幼い時に不審者などの性被害に遭って、性的に消費されたことがトラウマとなっていること
・私自身もアルコールや男性に依存的な側面があるということ
などをざっと話しました。
そして終わりに
自分の症状が何かしらの病気なのではないかと思って。
もし診断がつくのであれば教えてほしい。
と、受診の理由伝えたんです。
私が話している間、先生は淡々と話を聞いてくれたのですが、
聞き終わって一言。
「日常生活に特に支障はないんですよね。それなら病気や障害ではないと思います。アダルトチルドレンですね」
と言われて終了。
ACなのはわかってるよ〜!!
心の中で叫びながら、減酒のパンフレットやACグループミーティングのチラシをもらって診察室を後にしました。
病気かどうかは結局生活がままならないかどうかなのね。
健常以上病気未満の私に優しくない世の中だな…
病気じゃなきゃ、解決策は自分で模索してくださいってことなのね。
そんなことを思い、とぼとぼと帰路についたのでした。
生きづらいな。心が苦しいな。
そう思いながら生きている人はたくさんいると思う。
グラデーションもあるでしょう。
けど、日常生活が送れていれば大丈夫。と判断されるのは少し短絡的な感じがして、どうにも腑に落ちなかったのです。
同じようなことを思う方が、「繊細さん」「HSP」そして私のような「アダルトチルドレン」というカテゴリーに属する方にはたくさんいるんじゃないでしょうか。
マイノリティに属する人の感覚に近いのかもしれない。
まあでも確かにね。
診断されることを期待して病院に行くという私の下心?も確かにおかしいとは思う。
身体症状があるわけでもなかったし。
どうやら病院は日常生活に支障が出たら行くところみたいです。
これ常識なのかな?
ただ、風邪はひき始めが肝心っていうじゃない。
定期的に健康診断を受けましょうとかさ。
それは体の病気に限った話なの?
ストレスを紛らわせるようにお酒を飲んだり、
ろくに素性も知らない人と男女関係を持ったり、
自分で選んだことなんだけど、健全じゃない健康じゃないって思っているんだよ。
頭ではわかっているのに、ストレスの解消方法はこれしかないんだよ。
となって、なんとも言えない社会への憤りのようなものを感じました。
言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンですわ…
(ピンとこないヤングnoterは、ググるともれなく若き日の爆イケ反町隆史を拝めます)
話が脱線してすみません。
受診後、カウンセリングを受けてみた方がいいのかなーとも考えたのですが、
幸いなことに私には専属カウンセラーのような友人がいるので、結局そこからの行動には至りませんでした。
正直このまま私が納得できる相談先を探すよりかは、友人に話を聞いてもらった方が得策だと思ったのです。
問題の深掘りと私の行動や思考の癖の分析をしてもらい、
「幸せになることを諦めて、逃避のための依存行動を繰り返して、罪悪感を重ねていてはこの先もずっと生きづらさからは解放されない」
ということに気づきました。
鋭い視点で核心をついてくれて感謝。
信頼できるお友達に頼って正解でした。
そこからの行動は早かった…
もうとにかくやるっきゃないと思い、振り切って飲酒も異性も0にすると決めて、現在に至ります。
(詳しい話はこちらに書きました。よければ見てね)
修行のような禁欲生活のおかげで私の精神状態はすっかり安定しました。
お酒や異性関係は私の生活の一部だったのに、なくても不自由しないどころか、むしろ気持ちがスッキリして驚きました。
飲酒や軽率な異性関係の禁止は、今後も継続していくと心に誓っています。
しかし、この先も必要時以外一人で過ごすというのは無理がある。
仕事でもプライベートでも人と関わる機会はあるし。
今後の人生、新しく人と知り合う機会だってたくさんあるし。
その時に結局他人軸の私が顔を出してしまっては元も子もないなと思うのが最近の懸念点です。
この不安を解消すべく、先日カウンセリングを受けた話はまた次回にさせていただきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
同じように健常以上病気未満の生きづらさを感じている人の心が少しでも和らぎますように!
(わかる〜と思ったらスキやコメントをいただけたらめちゃ嬉しいです…!)
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