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自分の中の偏見と向き合い、1つずつ修正していける、ロンドンは私の学びにサイコーの街【Diversity&Inclusion①】

大学では外国人教授&講師(フランス人、カナダ人、インドネシア人、イタリア人など)に教わり、会社員時代は常に外国人の取引先や同僚(書ききれないくらい国籍はさまざま)と仕事をしてきたわたし。外国語でのコミュニケーションは常に必須だし、海外旅行や出張も多いしで、まあまあ国際的な環境で暮らしていたと言えます。

だから、6年半前にロンドンに引っ越してきたときも大きなショックはなかったのですが…。それでも「ダイバーシティ(多様性)」の規模も、求められる「インクルージョン(あらゆる人を包括すること)」のレベルもそれまでとはまったく違います😵

毎日ふつうに暮らしているだけで、「自分はこんな偏見を持っていたんだ」とか「この点に気をつけなくちゃ」とか思えるチャンスがめちゃめちゃ豊富!そのプロセスはちょっぴり困難に感じることもありますが、さまざまなサポートやヒントも得られる環境で、自分の成長を感じる日々です。

「パンデミックによってグローバル化が止まるのでは…」と言われていた1年前。今では早くも、イギリスを含めた一部の国では活発な往来が再開されています。また、日本は高齢化社会の影響で、これから多数の外国人労働者を受け入れていかなくてはならないことは、ほぼ既定路線と言えるでしょう。

そんな中で「いろんな人が共生するってどんな感じなのかな」「どんな心構えがあるといいのかな」と思っている方にご参考になればいいなと思って、この不定期シリーズを始めます。エッセイ的にいろんなエピソードを書くつもりなので、華麗なまとめとかはありません(笑)。もちろん単に「ロンドンで暮らすってどんな感じ?」という読み方もしていただけますよ💓

①【無自覚な先入観】訪ねてきた「ムハンマド」さんにびっくり

実はこのシリーズを書こうと思ったきっかけは、3週間ほど前にいつものようにオンラインスーパーから注文品が届いたことにあります。Ocadoというそのオンラインスーパーでは、当日に「今日の〇時~〇時の間に、私、Malcolmが伺います」のようなメールを必ずくれるんです。

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