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ロンドン・ロックダウン13週目:”ニューノーマル”に向けた戦略続々【無料公開】そしてビーツケチャップ☆

まだロックダウンの続くイングランドですが、少しずつ制限が緩和されたり、今後のニューノーマルに向けた新しいアイディアが出てきたりしているので、いくつかピックアップしてご紹介しますね😄

今週の大きな変化は、6月15日から一般の店舗がオープンしたこと。予想通り、人気ショップには長~い行列ができました。店内には手指の消毒ジェルのディスペンサー、レジには防護用のプラスチックスクリーンを設置。床に2メートルを示す印をつけるなど、スーパーと同じ措置が取られています。

つまり、今ではショッピングOK、屋外ならたとえばビーチなどへも行ってOKということになりました。でも、たとえばちょっと休憩にカフェに入りたいなーと思ってもまだ開いていないし、お手洗いも閉鎖されているんです。だから現実的にはまだ「楽しくお出かけ♪」という感じには程遠いかと💦実際に、わたしの周りのほとんどのイングランド人は、たまに戸外でスポーツや散歩を楽しむほかはまだまだステイホームを守っています。

一方で、7月以降の本格的な制限緩和後に向けたさまざまなアイディアが発表されています。その1つが、イギリス屈指のコンサート主催会社「Live Nation」の提供するドライブイン形式のコンサート。300台の車が入れるスペースで、ゲイリー・ニューマンなどの有名アーティストがギグを行います。ロンドン、バーミンガム、リヴァプール、エディンバラ、ブリストルなどの都市がすでに参加を表明。今夏、音楽イベントにどうしても参加したいという方にはこんなのもいいかも⁉

6月8日より、イギリスは同国への到着者に対して14日間の自主隔離を義務付けています。しかし、早くもこの自主隔離に対する緩和プランが出ています。すべての国に対してではなく、ヨーロッパの数か国と話し合いを進めているとのことで、その成果の発表は6月29日を予定しています。

イギリスからの入国に対してすでに歓迎の意思表示をしているポルトガルは、ほぼ間違いなく「自主隔離なしの入国」をお互いに許可するでしょう。あとは、わたし個人の推測ですが、フランスとも同様の協定が結ばれると思われます。ふだんイギリスからの大量の観光客で経済が潤うスペインや、観光大国のイタリアも入ってくる可能性があります。

まずこんな風にヨーロッパ諸国との輪を広げていって、その後、北米などのイギリスにとって重要な地域との行き来を可能にしていくと思われます。日本を含めたアジアとの行き来で自主隔離が撤廃されるのはいつ頃になるのか…。コロナウイルスの感染率のギャップもあるので、秋以降になるのかな~?🤔

また、ウイルス感染を減らすための措置として、イギリスとヨーロッパ大陸をつなぐユーロスターの発着するロンドン・セント・パンクラス駅に顔認証技術を導入することが決定。これによってチケットとパスポートの確認が免除され、スタッフと接近する時間が短縮されます。2021年3月までに導入予定。

具体的には、チケット予約時に最近の自撮り写真とパスポートの写真をユーロスターに送信しておくと、実際の利用時にカメラが本人確認を行います。ただしあくまで自由選択であり、利用者が望めば従来通りの方法でチェックインすることも可能です。日本同様、イギリスの空港ではすでに顔認証システムが導入されているので、抵抗感のある人も少ないかもしれませんね📷

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