見出し画像

悩みのタネは24時間営業【妊娠中期】

「こいつ、動くぞ!」

お腹の子・もちょちょは順調に育っていく。
結構早い段階から胎動は分かったし、日に日に動きも力強くなっている。そしてお腹のサイズも見るからに大きくなってきた。

20週の妊婦健診で「90%男の子ですね」と言われた。
別に性別はどちらでもいいと思っていたが、「男の子か…不安だ…」とちょっとショックを受けた。(たぶん女の子でも同じ感想)

エコー検査で検査技師の女性からおじいちゃん先生に交代した途端、おじいちゃん先生が「これ、ち○ぽこ」「ほら、ち○ぽこ」「はい、お父さん、これち○ぽこ」とめちゃめちゃ嬉しそうに連呼しながら、様々なアングルの写真を旦那に渡していて笑った。

ちなみに初回の健診の3Dエコーでお顔を見たときは
旦那に「寝てる時のあんだにそっくりだ」と言われた。


いつもどおり?

性別がわかってすぐ、もちょもちょの真の名前が決まった。旦那も賛成してくれた。
他のいくつかの候補はすべて意味不明な理由で却下されたが、これだけは「いいんじゃない、これからトーナメント戦で〜〜〜」とか言っていた。

風邪と、ちょうどやってきた「うつ」の波が落ち着き、「今日から7ヶ月!」と思いきや。

なんかおりものの流れる感じがいつもより長い…?
(直後トイレで確認しても普通のおりもの)

元々心配性で病院行って検査してもいつもなんともない人生だったので、今回も大丈夫だろうとも思ったけれど、

「私一人の命ではない」
「後悔したくない」
「なんともなければ「なーんだやっぱりなんともなかったね!」と言えばいい」

と思い産院に電話。

1時間かけて来院し検査して、まさかの羊水反応。

高位破水、切迫早産。その場で入院。
最悪の場合妊娠の中断、今産まれたら集中治療室でギリギリ生きれる「かもしれない」。

いつもの健診では旦那に連れてきてもらい、2人でほくほくと話を聞いていたので、
一人で聞く「もちょもちょがいなくなるかもしれない」という先生の話は、私の心にヒューっと冷気を運んだ。

崖から突き落とされた私はそのまま車椅子に受け止められ、病棟へ運ばれた。

私、泣くか?と思ったけど、看護師さんたちに囲まれてやれ心電図取れない、やれ血管細すぎて点滴刺せないとグサグサされているうちに、意外と平常心になった。

「大きな変化ではなかったのに気づいて病院きて偉い!これが母親の勘ってやつか?才能ある!」とか考えていたし、
夕方荷物を届けてくれた旦那も「ここ個人病院だからご飯美味しいんじゃない?」とかいいながら入場してくるし、
不思議なくらいポジティブでいられた。

もちょもちょにも「病院に来たからもう安心だよ!」と話しかけ続けた。

トラブル続き

24時間点滴に繋がれて、トイレと食事以外は横になって安静。
張り止めの点滴の副作用で動悸・手の震え・微熱があったり、ストレスでじんましんと不眠があったものの、
痛みはないし、何よりいつでも専門の人に聞ける環境はとても安心できた。

持病の関係で総合病院に移ったり、謎に救急車乗ったり、ICUに入ったりしたが、
結果、「たぶん高位破水すらしてなかったんじゃないかな?」と2週間きっかりで退院。

出費やらなにやらはたしかに痛手だったけれど、もちょちょの命には変えられない。何事もなくて良かった。

細菌感染していたのは事実だったし(妊娠中は免疫力落ちるので、誰にでも起きるし防ぎようがないらしい!)、
お腹の圧迫感は24時間営業、胎動で安心するものの眠れない(もはや痛いときもある)、膀胱圧迫されてトイレで何度も目が覚める、加えて繰り返す躁うつ症状…

何にでも当てはまるけれど、トラブルのない妊娠生活なんてないのだな、と痛感した妊娠中期なのでした。

…もしかして、今年が「八方塞がり」の年だからってのもある?

つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?