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一生子どもでいたかった私も母になる【妊娠発覚】

結婚してまもなく1年というところで妊娠した。

普段は冷静な旦那は、嬉しくて頭がおかしくなったのか、もしくは元々バカだったのか、止める間もなくすぐに周りに言いふらした。

私ももちろん嬉しかった。覚悟はしたつもりだった。
でも…

「一生子どもでいたい私に、子どもが産めるのか?!?!?!?!」


未来の自分のため、そして今後子どもを持つ誰かのため、それ以外の誰かの暇つぶしのため、感じたことをそのまま記録します。
妊娠の不安を打ち明けた時、ここのエッセイを薦めてくれた友人に感謝。



ハッピーな結婚


22歳、念願の一人暮らしを始めた。

汗と涙を流して働いて稼いだお金で、
好きな物を買い、食べ、行きたいところへ行き、友達と遊び、誰にも邪魔されずに寝て起きて…。

青春を過ごした街での、自由な暮らしも捨てがたかったけれど、8年付き合った彼と25歳で結婚。

会社を辞め、慣れない町での暮らし。

寂しくないと言ったら嘘になるけれど、実家からずっと一緒のセキセイインコ「ハル」と大好きな彼とのハッピーな結婚生活がスタートした。



「子どもが欲しい」?


旦那は以前から「子どもが欲しい」と言っていた。

大好きな彼が望むならそうしたいし、私も子どもは好きだ。
なんとなーく、彼と子どもと一緒にいる未来を想像したりすることはあった。

だけれども。
なかなか前向きに考えることはできなかった。


高校の保健の授業中。
教科書に載っていた子どものエコー写真を見てゾッとした。

「自分の体に別の生き物がいるなんて、気持ち悪い」

当時、精神的に参っていた時期だったのもあってか、そのまま教室から出ていった。

後日行われた、学年全体で体育館で出産の映像を見る授業も欠席した。


それでも勉強熱心な私は、一生懸命ネットで出産・育児について調べては、

「いつか自分の身に起こるかも」
という恐怖で何時間も布団に潜り、泣いた。 


それだけでも恐ろしいっていうのに、お金はかかる、命を預かり立派に育てなければというプレッシャー、おまけに持病の双極性障害(俗に言う躁うつ病)で突然数ヶ月ほど自分の身の回りのこともできなくなる。

20歳になるってときも「一生子どものままでいたい!」と騒いで泣いた。
大人って汚いものに見えたし、突然責任重大になるし。

旦那に言われて気付いたけれど、私は結構神経質らしい。



きっかけ



それが一転、なぜ子どもを作ろうと思ったのか。

結婚式が終わって、新婚旅行の計画をしていたとき。
「あーあ、この旅行が終わったらもう生きがいがなくなる」と、いつものネガティブモード発動。

「子どもができたらそれが生きがいになるんじゃない?」
旦那の言う事にチョロすぎる私は、すぐにのった。

毎回重すぎる生理にも悩まされていたので、「旅行から帰ってきたらもう一回も生理こないといいなー!」なんて話していたら、本当にそうなった。


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